ファルマリ
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「エルフ (トールキン)」の記事における「ファルマリ」の解説
多くの分裂を経ながら、オルウェに率いられついに船でアマンにたどり着いたテレリは、ここでも海に魅入られアマンの海辺に住むようになった。そこでかれらはファルマリ(海のエルフ)と呼ばれた。
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ファルマリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 16:59 UTC 版)
オルウェとともにアマンへと渡り、カラクウェンディ(光のエルフ)となったテレリを「海のエルフ」ファルマリ(Falmari)と呼ぶ。しかし『シルマリルの物語』中での用例は少なく、単にテレリと呼ばれることが多い。 波の音を愛するファルマリはアマン到達後もすぐには本土へ上陸せず、かれらを運んで大海を渡った「離れ島」トル・エレッセアに長くとどまっていた。そのためにヴァンヤールやノルドールとは話す言葉が若干違ってしまったほどである。しかし二つの木の光を求める心もまたファルマリの中から消えることはなく、オッセに建造法を伝授された白い船でついにアマンの岸辺エルダマールへと移住した。かれらは「白鳥港」アルクウァロンデを建造し、海から得た真珠でオルウェの館を飾った。また、オルウェの娘エアルウェンは「アルクウァロンデの白鳥乙女」と称された。 ファルマリはノルドールから多くの宝石をもらい、友好関係を保っていた。しかし逃亡したモルゴスを追うフェアノールが船の供出を求めたときには拒絶した。これは友情からくる思いやりのゆえだったのだが、心を硬化させたフェアノール一党の手によって多数のファルマリが命を奪われ、船を盗まれてしまった。そのため、後に怒りの戦いにエルダールの軍勢が出陣するときが来ても、参戦を望むファルマリはほとんどいなかった。それでもかれらの同族に当たるエルウィングの言葉には耳を傾け、船でヴァリノールの軍勢を運びはしたが、水夫たちは下船して中つ国の土を踏もうとはしなかった。
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