彼岸のエルフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/26 07:23 UTC 版)
かれらはエルダールの第一陣として、その全員がすみやかにアマンへと渡り、怒りの戦いに出陣したものをのぞき、誰一人中つ国へは戻らなかった。しかし「怒りの戦い」に出陣したものもまた、アマンの地へと戻っていった。 ヴァリノールでマンウェはかれらに詩と歌を授け、カラクウェンディのなかでもっとも愛した。 ヴァンヤールもマンウェを愛し、かれの膝下に住んだ。 かれらはメルコールの虚言に惑わされず、ノルドールの反乱に巻き込まれなかった。 ヴァンヤールとは、クウェンヤで「金髪」を意味する。 ヴァンヤールはよくかれら自身を、「第一」を意味するかれらの古の名前である、ミンヤール(Minyar)と呼ぶ。 かれらは標準的なクウェンヤからは失われた、エルフ祖語の特徴を含むクウェンヤの方言を話す。 ノルドール、ファルマリとともに、カラクウェンディに含まれる。また、ノルドール、テレリとともに、エルダールに含まれる。 特筆すべきヴァンヤールに以下のものがいる。 イングウェ - ヴァンヤールの王にして、全てのエルフの上級王。 インディス - イングウェの近親で、フィンウェの後妻。フィンゴルフィンとフィナルフィンの母。ガラドリエルの祖母。彼女のヴァンヤールの血によって、ノルドールの王家に金髪がもたらされた。
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