ヴァンヤールとは? わかりやすく解説

ヴァンヤール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/26 07:23 UTC 版)

ヴァンヤール (Vanyar) は、J・R・R・トールキン中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』、『中つ国の歴史』に登場する架空の種族。

ヴァラールの呼び出しに応え、イングウェに率いられて旅立った、金髪のエルフクウェンディ)の一族。 アマンへと渡った上のエルフのなかでも、もっとも上位にある。

第一のエルフ

ヴァンヤールの一党は、目覚めの湖で目覚めた最初のエルフ、イミンとその妻のイミンイェ、そしてイミンが仲間として選び、目覚めさせた6組の男女をその源とする。 イミンの一党はイルーヴァタールが創造し、中つ国へと置いた144人のエルフのうちの1割にも満たなかった。 ヴァンヤールノルドールテレリと比べてもっとも数が少なく、これはイミンの選んだ数が少なかったからである。

彼岸のエルフ

かれらはエルダールの第一陣として、その全員がすみやかにアマンへと渡り、怒りの戦いに出陣したものをのぞき、誰一人中つ国へは戻らなかった。しかし「怒りの戦い」に出陣したものもまた、アマンの地へと戻っていった。

ヴァリノールマンウェはかれらに詩と歌を授け、カラクウェンディのなかでもっとも愛した。 ヴァンヤールもマンウェを愛し、かれの膝下に住んだ。 かれらはメルコールの虚言に惑わされず、ノルドールの反乱に巻き込まれなかった。

ヴァンヤールとは、クウェンヤで「金髪」を意味する。 ヴァンヤールはよくかれら自身を、「第一」を意味するかれらの古の名前である、ミンヤール(Minyar)と呼ぶ。 かれらは標準的なクウェンヤからは失われた、エルフ祖語の特徴を含むクウェンヤの方言を話す。

ノルドールファルマリとともに、カラクウェンディに含まれる。また、ノルドール、テレリとともに、エルダールに含まれる。

特筆すべきヴァンヤールに以下のものがいる。

異伝

最初期のトールキンの原稿では、かれらはテレリと呼ばれていた。 一方『シルマリルの物語』で「テレリ」として知られている種族は、ソロシムピ(Solosimpi)と呼ばれていた。


ヴァンヤール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:36 UTC 版)

エルフ (トールキン)」の記事における「ヴァンヤール」の解説

西方への旅の第一陣、全エルフの上級王であるイングウェ率いられた民はヴァンヤールと呼ばれた金髪をもち、言葉詩歌愛すエルフで、マンウェヴァルダはかれらをもっとも愛した西方への旅を終え、その全員アマンの地に住んだ怒りの戦いへの出陣のぞけば二度と中つ国に戻ることはなかった。

※この「ヴァンヤール」の解説は、「エルフ (トールキン)」の解説の一部です。
「ヴァンヤール」を含む「エルフ (トールキン)」の記事については、「エルフ (トールキン)」の概要を参照ください。

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