アメリカでの速達郵便
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 05:20 UTC 版)
アメリカ合衆国での速達郵便(アメリカ合衆国郵便公社(USPS)が運営)は、Express MailとPriority Mailがある。また、日本宛てに利用可能な国際郵便として、Express Mail International(日本でいうEMS。日本では速達書留扱いで配達)とPriority Mail International(日本では速達郵便扱いで配達)の2種類がある。前者のほうがより高速で、料金も高額である。 狭義の速達は1885年10月1日に始まった(法令が公布されたのは3月3日)。料金は1通10セントで、専用の切手が発行された。1968年になると、Priority Mailのサービスが始まる。航空小包を発展させたもので、取集めから配達に至るまで、一貫したサービスを提供している。Express Mailは1970年から試行され、1977年には正式に施行されるようになる。Priority Mailは小包の延長上にあり、地帯別の従量料金制になっているのに対し、Express Mailは翌日の配達を保証、料金は重量のみによっていた。国際便については、速達便の特性(配達先でその効果を発揮する - 到着次第配達を行う)ゆえ、導入は遅れ、1923年1月1日、カナダあてのみに利用できるようになった。1926年より取扱国が拡大、全UPU加盟国に有効となったのは、戦後のことであった。International Express Mail Serviceは1978年から試行、1981年に本格導入された。 Priority Mail Internationalは、当初WORLDPOST Priority Letter Serviceの名称で、1995年より試行、1996年に現在の名称となり、取扱国を拡大した。
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