天の釣舟【アマノツリフネ】(草花類)
登録番号 | 第5214号 | |
登録年月日 | 1996年 10月 15日 | |
農林水産植物の種類 | かきつばた | |
登録品種の名称及びその読み | 天の釣舟 よみ:アマノツリフネ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 10月 16日 | |
品種登録者の名称 | 古橋壽雄 | |
品種登録者の住所 | 愛知県豊橋市老津町字岩塚107番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 古橋壽雄 小笠原亮 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,紅花系の在来種に「牧田白」を交配して育成されたものであり,花は三英,平咲きで,花色は青味紫色の庭園及び花壇向きの中輪種である。 草型は斜上,草丈は低,茎の太さ及び長さは中,色は緑,節間長は中である。葉の全体の形は長刀形,先端の形は内曲,垂れ具合は 1/4以下,葉身長は中,葉身幅は狭,成葉の色は黄緑,苞の色は緑である。花形1は平咲き,花形2(花弁数からみた花形)は三英,大きさは中,外花被及び内花被の花色パターンは単色,脈の明瞭度は明瞭である。外花被の全体の形は卵形,先端の形は円形,基部の形は鈍形,内花被の全体の形は披針形,先端の形は鈍形,基部の形は楔形である。花被のよじれ及び波打ちは無,反転は弱,外花被及び内花被の長さ及び幅は中である。外花被及び内花被の地色は青味紫(JHS カラーチャート8310),目の大きさは大,色は黄,花被表面の弁質は平滑である。花柱の形は整形,ずい片の大きさは中,先端の切れ込みは少,雄ずいの発達は正常,花糸の色は紫,葯の色は白である。茎頂につく花数は1,開花の早晩は中である。 「村雨」と比較して,花形1が平咲きであること,外花被の地色が青味紫であること等で、「もろこし舟」と比較して,草型が斜上であること,花形1が平咲きであること,外花被及び内花被の地色が青味紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和60年に出願者のほ場(愛知県豊橋市老津町)において,育成者所有の紅花系の在来種に「牧田白」を交配し,63年にその実生の開花株の中から選抜し,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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