アニー (1982年の映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/31 21:24 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動| アニー | |
|---|---|
| Annie | |
| 監督 | ジョン・ヒューストン | 
| 脚本 | キャロル・ソビエスキー | 
| 原作 | トーマス・ミーハン | 
| 製作 | レイ・スターク | 
| 製作総指揮 | ジョー・レイトン | 
| 音楽 | チャールズ・ストラウス | 
| 撮影 | リチャード・ムーア | 
| 編集 | マイケル・A・スティーヴンソン | 
| 配給 | コロンビア映画 | 
| 公開 |   | 
   
| 上映時間 | 127分 | 
| 製作国 |   | 
   
| 言語 | 英語 | 
| 製作費 | $50,000,000 | 
| 興行収入 | $57,059,003[1] | 
| 配給収入 |  5億円[2]  | 
   
| 次作 | アニー2 | 
『アニー』(Annie)は、ブロードウェイ・ミュージカル『アニー』を基にして1982年に製作されたアメリカ合衆国のミュージカル映画。
あらすじ
世界恐慌による大不況により都市に失業者が溢れ、誰もが希望を失いかけていた1930年代のニューヨーク。孤児院で育ったアニーは赤毛の11歳。同じ孤児院の女の子たちと共に、院長のミス・ハンニガンからのイジメに耐える辛い毎日を送っていたが、明日は良くなるし、きっと両親が迎えに来てくれると信じて元気に暮らしている。自分より小さい女の子が泣いていると傍に行って歌ってあげるアニー。
そんな彼女が大富豪ウォーバックスの秘書グレースにつれられて大邸宅へ招待される。マスコミ向けのPRで孤児を招待したウォーバックスだったが、アニーと一緒に暮らす中で家族の存在が欠けていたと気づかされる。彼は真剣にアニーへ養女になって欲しいと申し出るがアニーは見たことのない両親を待ち続けたいと断る。落胆したウォーバックスだが、健気な彼女の心に打たれ、アニーのために両親探しを始める。アニーの親を探し当てた人に報奨金を支払うと公表するが、ハンニガンの弟のルースターとリリーが金儲けのためにその善意を利用しようとするのだった。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- アニー - アイリーン・クイン(片岡身江 / 歌:高山知也)
 - ウォーバックス - アルバート・フィニー(上條恒彦):大富豪
 - グレース・ファレル - アン・ラインキング(今陽子):ウォーバックスの秘書
 - プンジャブ - ジェフリー・ホールダー(内海賢二):ウォーバックスの用心棒
 - ミス・ハンニガン - キャロル・バーネット(藤田淑子):孤児院の院長
 - ルースター・ハンニガン - ティム・カリー(尾藤イサオ):ミス・ハンニガンの弟、小悪党。
 - リリー・レジス - バーナデット・ピーターズ(天地総子):ルースターの愛人
 - アスプ - ロジャー・ミナミ(小島敏彦 / 歌:篠崎義昭)
 - フランクリン・D・ルーズベルト - エドワード・ハーマン(黒沢良):ニューディール政策を実行した時の大統領。
 - バート・ヒーリー - ピーター・マーシャル(子門真人):IODENT提供のラジオ番組『笑顔ファミリーアワー』司会
 
スタッフ
- 監督:ジョン・ヒューストン
 - 製作:レイ・スターク
 - 製作総指揮:ジョー・レイトン、ハワード・パイン
 - 脚本:キャロル・ソビエスキー
 - 撮影:リチャード・ムーア
 - 音楽:チャールズ・ストラウス
 - 作詞:マーティン・チャーニン
 - 指揮・編曲:ラルフ・バーンズ
 - 美術:デール・ヘネシー
 - 編集:マイケル・A・スティーヴンソン
 - 衣装デザイン:セオニ・V・アルドレッジ
 - 振付:アーリン・フィリップス
 - 配給:コロンビア映画
 
評価
評価は様々で、第55回アカデミー賞では美術、音楽賞にノミネートされたが、第3回ゴールデンラズベリー賞では最低作品、助演女優、監督、脚本、新人賞にノミネートされ、助演女優賞を受賞した。それ以外の受賞は逃した。
その他
- ウォーバックス邸の建物は、安売小売チェーンの大手ウルワースの社長が1927年に建てたもので、現在はニュージャージー州のモンマス大学のウッドロウ・ウィルソン・ホールとして使われている。
 - ウォーバックス家の運転手役を演じたロジャー・ミナミはハワイ出身の日系人ダンサー。現在はメキシコで画家として暮らしている[3]。
 
脚注
- ^ “Annie”. Box Office Mojo. 2013年4月24日閲覧。
 - ^ 「キネマ旬報」2016年3月下旬号 77頁
 - ^ Roger Minami
 
外部リンク
     
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「アニー (1982年の映画)」の例文・使い方・用例・文例
- 彼はその船をアニー号と命名した。
 - アニーは不安な気持ちで食事をしたものだ。
 - アニー、あそこに腰掛けましょう。
 - 現実のようなことはなにものない…毎日の通勤に色を加える駅員−アニータ・ディアマント
 - アニー
 - 「アニー」はあらゆる年代の人々に愛されているロングランミュージカルだ。
 - アカデミー賞にノミネートされたことのあるクワベンジャネ・ウォレスが,たくましく明るい孤児の少女アニーを演じている。
 - アニー・ベネットは10歳の孤児である。
 - アニーは赤ちゃんのときに両親に置き去りにされたが,彼女は彼らがいつか自分のところへ戻って来ると信じている。
 - ある日,スタックスはアニーが車にひかれそうになっているところを助ける。
 - スタックスの政治顧問は,イメージをさらに向上させるために,スタックスはアニーを利用すべきだと考える。
 - そこでスタックスはアニーを自分の豪邸に連れて行く。
 - アニーはすぐに,スタックスが決して幸せそうに見えないことに気づき,彼を懸命に元気づける。
 - スタックスはアニーの明るい笑顔の裏にある寂しさを理解し始める。
 - 2人がお互いを理解するようになっていく一方で,スタックスはアニーの両親について重大な情報を知る。
 
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