アニメーションスタッフとしての活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 20:46 UTC 版)
「福井晴敏」の記事における「アニメーションスタッフとしての活動」の解説
※ この節の出典→ 後述するガンダム作品を新規に書き下ろし、その中の一作である『機動戦士ガンダムUC』のアニメ化においてもスタッフとして深く関与して以降、アニメ作品のストーリー構成を担当する事が多くなっている。 2021年に公開された『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』におけるインタビューなどで、この点について問われた際には下記のような理由があると答えている。 (後述するように福井は富野由悠季の小説にインスパイアされた事が小説を書き始めたキッカケだったこともあり)小説(を書くこと)自体がすごい好きという程では無く「小説と心中してもいいくらいの熱意は無かった」(本人談。以下同様) 30代以降から、「自分の小説は(詰まるところ小説を書く事よりは好きな)映画で描きたいことをどう文芸的に構築していくかという作業をしていた」事に気付いた。 (自身の原作による)実写映画は素材だけの提供に留まってしまったこともあり、細部のコントロールは現場スタッフに委ねられており自分が本来意図した想いと細部が異なっても正すのが難しいが、(自分の携わった)アニメではそういった点も全部(自分の思った通りに)コントロールできる(のが良い)。 「一人で深い穴を掘り続けるように小説を書くよりも、みんなで深い穴を掘るというアニメの制作スタイルが自分の性に合っていた」とのコメントもある。 また自分の好みや向き不向き以外に、21世紀初頭における小説業界の状況について一家言あり「文芸界の話題やニュースが、世間には1mmも届いていないし、伝わってもいない(状況だと認識しているので)小説家として、小説で世間に発信できることは少ないと実感してしまった」とのコメントもしている。
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