アトモスフィアの現状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 23:13 UTC 版)
「東京ディズニーランドのアトモスフィアの一覧」の記事における「アトモスフィアの現状」の解説
アトモスフィアは、パーク内に配置されている各種アトラクションを利用するため列を成して待機しているゲスト(入園客)たちを楽しませる効果をもたらしているとされるが、一時期は殆ど行われなくなっていた。 これは、2014年3月31日から4月6日にかけて解雇されたキャスト(従業員)たちにより結成された労働組合「オリエンタルランド・ユニオン」の組合員からの証言で明らかになったもので、その理由として、東京ディズニーリゾートの運営会社であるオリエンタルランドに於いて『エンターテインメント・ショー製作費』が大幅削減されたことを挙げている。 実際、オリエンタルランドのWebサイト上にて公開されている『ファクトブック(FACT BOOK)2014』に掲載されている『売上原価明細表』のうち『その他の営業費』科目の中の内訳の一つとして挙がっている『エンターテインメント・ショー製作費』のところを見てみると、東京ディズニーランド開園25周年を迎えた2009年3月期(2008年度)に154億2000万円が計上されたのをピークに翌年度以降は減少の一途を辿っており、特に東京ディズニーシー開園10周年を迎えた2012年3月期(2011年度)を挟む2011年3月期(2010年度)から2013年3月期(2012年度)までの3年間は毎年20億円余りずつ削減され続けている。そして東京ディズニーランド開園30周年を迎えた2014年3月期(2013年度)には55億5500万円と、前記2008年度計上額の約3分の1にまで削減されているほか、アニヴァーサリー・イヤーに該当しなかった前年度(2012年度)と比べても減少しているのが見える《2012年度の計上額は55億7500万円》。 しかし、2016年6月16日より、『ジップンズーム・ガイドツアー』、『ウェルカムフラワーバンド』、『ラウンドアップ&プレイ』、『ワイルドウエスト・チャンス』、『ジャングル・サウンデュオ』、『ファン・メンテナンス』、『ブレイクビート・ダンサーズ』、『オーパス・ファイブ』、『ジュニア・ヒーローズ』の9つのアトモスフィア・エンターテイメントが新規スタートした。 2017年3月31日には『ジャングル・サウンデュオ』、『ジュニア・ヒーローズ』、『トゥーンタウン・サウンドメーカー』が終了したものの、同年4月1日から『ロボ・アストロ』、『ジャングリズム』が、同年5月15日から『コート・ジェスター・カルテット』が新たにスタートした。 2020年2月29日の臨時休園後、『ジャングリズム』、『ロボ・アストロ』は事前に予告されていた通り同年3月31日をもって公演終了、『ファン・メンテナンス』、『ブレイクビート・ダンサーズ』、『オーパス・ファイブ』は休止のまま公演終了となった。
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