アチューンメント・シンボル・マントラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 09:20 UTC 版)
「レイキ」の記事における「アチューンメント・シンボル・マントラ」の解説
レイキは普遍的なエネルギーであり、レイキ・マスターあるいはレイキ・ティーチャーによりアチューンメント(Attunement または伝授、イニシエーション。国内の伝統では、靈授(霊授)と呼ばれる)という儀式を受けることで、直後より自他ともにヒーリングができるようになるとされる。 アチューンメントとは 、「エネルギーの回路を開く」、「エネルギーの流れを大きくする」、「エネルギーへのアクセスを可能にする」ものだとして、この儀式はセミナー(講習)という形で行われることが多い。高いレベルのレイキヒーリングを受けたことがあれば、アチューンメントを受けていなくてもレイキが使えるという意見もある。 セミナーでは様々なことが教えられるが、知識でレイキが使えるようになるわけではないと考えられているため、重視されるのはアチューンメントとシンボル、マントラである。レイキの能力の段階は、3段階または4段階である。アチューンメント(伝授)で伝えられるシンボル、マントラによって能力が向上し、遠隔ヒーリングも可能になるとされている。(直傳靈氣では、シンボルは「印」、マントラは「呪文」と呼ばれる)。シンボルは特定の印、マントラは特定の言葉であり、シンボルは梵字との関連性が指摘されている。シンボルとマントラがひとつずつ組になっており、一般的には4組とされる。うち3組がセカンド・ディグリーで、1組がサード・ディグリーで伝授される。 シンボル・マントラは秘伝・非公開であり、多用を慎むといった慎重な扱いもされており、多くの本では掲載されていない。しかし、掲載している本も複数あり、ネットでの掲載も見られる。この風潮に対し、「現代レイキ」を主宰する土居裕は、秘伝を売りものにセミナーで荒稼ぎをする風潮に歯止めが掛かるかもしれないが、多くの人が秘伝として大切にしてきたものを、 何の関係もない人たちの目に触れさせたという、心ない行為であると苦言を呈している。 海外では様々なルートで伝わり、多くの流派があるため、シンボルの種類、アチューンメントの方法、ヒーリングの方法、アチューンメントの金額も様々であるという。 レイキを習得するには、アチューンメントを受けさえすればよいという考えもあるが(四日市大学の寺石悦章は、「レイキの10大特徴の1、2 の内容(後述)などからすれば、「アチューンメントを受けさえすればよい 」という考えが生じるのは当然ともいえよう」と指摘している)、技術だけでは不十分と考え、臼井が伝えた心をより重視する意見もある。 またウェブ上では、遠隔でアチューンメントを行えるとするものがあるが、寺石(2008)の調査によれば書籍においてはそのような説はない。
※この「アチューンメント・シンボル・マントラ」の解説は、「レイキ」の解説の一部です。
「アチューンメント・シンボル・マントラ」を含む「レイキ」の記事については、「レイキ」の概要を参照ください。
- アチューンメント・シンボル・マントラのページへのリンク