アジアクロスカントリーラリーとは? わかりやすく解説

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アジアクロスカントリーラリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/19 04:49 UTC 版)

2008年大会に参戦するトヨタ・ランドクルーザー80(#8 チームあきんど号 with サン・クロレラ)

アジアクロスカントリーラリー英語: Asia Cross Country Rally略称: アジアンラリー、AXCR)は、東南アジアで開催されるR1ジャパン主催のFIAFIM公認の国際クロスカントリーラリーラリーレイド)である。

概要

2008年大会のポディウム
2023年大会の三菱・トライトン

第1回大会は1996年8月に開催され、以降毎年8月に開催されている。通過ルートは年にもよるが、タイマレーシアシンガポール中華人民共和国雲南省)、ラオスベトナムカンボジアミャンマーなど8か国に及ぶ[1]

日本企業が運営スポンサーに多く関わっており、また日本車・日本チームの参加も多いため、公式サイトには特別に日本語版も用意されている[2]。これまでに元F1ドライバーの片山右京や、元GPライダーで車椅子ドライバーの青木拓磨ダカール・ラリーおよびWRCアイボリー・コースト総合優勝の篠塚建次郎PWRC王者の新井敏弘バハ1000ドライバーの塙郁夫APRC王者の田口勝彦D1グランプリ王者の川畑真人、俳優の哀川翔、タレントのヒロミらが参加している。また女性選手の参戦も多い。

日本メーカーが東南アジアメインで生産・販売しているSUVピックアップトラックの参戦が多いのも特徴で、中でも現在の日本国内のレースシーンでは見られなくなったいすゞが現地法人によって活躍しているのは特筆すべき点といえる。

元々は四輪専用のラリーであったが、池町佳生や江連忠男などのライダーの要望に応えて二輪部門が2012年に設立され、池町が初代優勝者となった[3]。また国際的に活躍するサイドカーレーサーの渡辺正人/大関政広組が、2017年からオフロードサイドカーを唯一持ち込んで毎年参戦している。

開催体制

歴代優勝者

四輪

ドライバー コドライバー マシン
2024 マナ・ポーンシリチャード キティサック・クリンチャン トヨタ・ハイラックス レボ
2023 青木拓磨 イッティポン・シマラックス
ソンウット・ダンピファトランクーン
トヨタ・フォーチュナー
2022 チャヤポン・ヨーター ピーラポン・ソムバットウォン 三菱・トライトン
2019 ヌタポン・アングリットハノン ピーラポン・ソムバットウォン いすゞ・D-MAX
2018 ヌタポン・アングリットハノン ピーラポン・ソムバットウォン いすゞ・D-MAX
2017 ヌタポン・アングリットハノン ピーラポン・ソムバットウォン いすゞ・D-MAX
2016 ヌタポン・アングリットハノン ピーラポン・ソムバットウォン いすゞ・D-MAX
2015 ヌタポン・アングリットハノン ピーラポン・ソムバットウォン いすゞ・D-MAX
2014 ヌタポン・アングリットハノン ピーラポン・ソムバットウォン トヨタ・ハイラックスヴィーゴ
2013 Paitoon THAMMASIRIKUL Thanyaphat MEENIL いすゞ・D-MAX
2012 ヌタポン・アングリットハノン キティサック・クリンチャン トヨタ・ハイラックスヴィーゴ
2011 ラタポ・プンチュアルエア ソムカ・ノイチャード いすゞ・D-MAX
2010 Chamnan ON-SRI Cholanut PHOPIPAT
Sakol KLAHARN
三菱・トライトン
2009 新堀忠光 Athikij Srimongkol いすゞ・D-MAX
2008 Noppadol SUDKAEO Thathchai MEENIL いすゞ・D-MAX
2007 Worawat Yingsakul
2006 新堀忠光 イッティポン・シマラックス トヨタ・ハイラックスヴィーゴ
2005 ชูศักดิ์ ทรรศนะวิริยกุล
2004 วรพจน์ บุญช่วยเหลือ
2003 วรพจน์ บุญช่วยเหลือ
  • 2020年・2021年大会ははCOVID-19のパンデミックに伴い休止。

二輪

ライダー メーカー
2024 松本典久 KTM
2023 ジャクリット・ジャワテル KTM
2022 西村裕典 ハスクバーナ
2019 ジャクリット・ジャワテル KTM
2018 池町佳生 KTM
2017 ジャクリット・ジャワテル KTM
2016 ジャクリット・ジャワテル ヤマハ
2015 池町佳生 ガスガス
2014 前田啓介 KTM
2013 オーレ・オルソン KTM
2012 池町佳生 ヤマハ

DVD

アジアクロスカントリーラリー2018(2019年2月発売)

脚注

  1. ^ アジアクロスカントリーラリーとは”. Sun Chlorella Asia Cross Country Rally 2019 日本語版. アジアクロスカントリーラリー日本事務局. 2022年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月3日閲覧。
  2. ^ アジアクロスカントリーラリーとは”. Asia Cross Country Rally 2017. アジアクロスカントリーラリー日本事務局. 2017年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月23日閲覧。
  3. ^ アジアクロスカントリーラリー2015、宮崎大吾がiRCで2年連続完走”. アイ・アール・シー 井上ゴム工業 (2015年9月1日). 2023年11月11日閲覧。

外部リンク





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