ものから

デジタル大辞泉

ものから

［接助］《形式名詞「もの」＋格助詞「から」から》活用語の連体形に付く。

１ 逆接の確定条件を表す。…けれども。…のに。…ものの。

「月は有明にて光をさまれる—、影さやかに見えて、なかなかをかしきあけぼのなり」〈源・帚木〉

２ 理由・原因を表す。…ものだから。…ので。

「莵道(うぢ)の王(きみ)…みづから宝算(よはひ)を断たせ給ふ—、やんごとなくて兄の皇子御位につかせ給ふ」〈読・雨月・白峯〉

[補説] 2は「から」からの類推により中世末に生じ近世擬古文に多く用いられる用法。

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「ものから」の例文・使い方・用例・文例

• それは3つのものから成り立っています。
• 私たちは組立が終わったものから出荷します。
• 私はあなたを取り巻く全てのものからあなたを守りたい。
• 彼の小説を両方とも読んだわけではないが、読んだものから判断すると有望な作家らしい。
• なんでも好きなものから召し上がってください。
• そして、こうしたものからほんのわずかしか隔たっていない知覚が、直接的な信号がまったくないのにおこる、「超感覚的な」というレッテルを付けざるを得ない知覚なのである。
• (残りものから)たちまちのうちに食事を作る.
• ゼリーが入れものからすっぽりとれた.
• まあまあのものから素晴らしいものまでの、多様な演技
• 他のものからの一つの区別なしで
• 撤退するまたは後退する行為（特に危険なものまたは不快なものから逃げるとき）
• 場所特に囲まれた、隠されたものから動くか、立ち去るように見えること
• 他のものから離れた
• 1つのものから別のものに変わること、特にコスチュームを替えていることに精通している
• より強い国によるより弱いものからの搾取
• （ひとつのものを）別のものから分けるか、あるいは分離させる、または他の集団から切り離す
• あるものから別の物に飛び移る
• 何か他のものから作られるか、発達する
• 何か別のものから派生していない、コピーされていない、あるいは翻訳されない
• 何か別のものから派生していない、あるいは別のものに単純化できないさま