むさしかおり【ムサシカオリ】(工芸作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9306号 |
登録年月日 | 2001年 10月 12日 | |
農林水産植物の種類 | 茶 | |
登録品種の名称及びその読み | むさしかおり よみ:ムサシカオリ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 埼玉県 | |
品種登録者の住所 | 埼玉県さいたま市高砂三丁目15番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 淵之上康元、田中萬吉、米丸忠、船越昭治、岡野信雄、北田嘉一、中島健太、本多勇介、田中江里、内野博司 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「やぶきた」に出願者所有の育成系統を交配して育成されたものであり、育成地(埼玉県入間市)におけるほう芽期及び摘採期は中生の緑茶向きの品種である。樹姿は開、樹勢は強、株張りは大、葉層の厚さは中である。摘採期の茶芽の揃いはやや揃、芽数は多、摘芽長はやや短、摘芽の本葉の開葉数は中、百芽重はやや少である。新葉の形はやや披針、大きさはやや小、厚さは中、色は緑、光沢は中、葉質はやや軟である。成葉の形は長楕円、大きさはやや小、色は緑、葉面のしわはやや少、葉縁の波はやや多、内析度及び反転度はやや大である。枝条の節間長はやや短、着葉角度、ほう芽期及び摘採期は中である。製品の外観の形状は上、内質の香気、水色及び滋味は中上である。「やぶきた」と比較して、樹姿が開であること、新葉が小さいこと、成葉の内析度及び反転度が大きいこと等で、「さがらみどり」と比較して、成葉が小さいこと、成葉の内析度及び反転度が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和42年に埼玉県茶業試験場のほ場(入間市)において、「やぶきた」に出願者所有の育成系統(「さやまみどり」×硬枝紅心実生)を交配し、その実生の中から選抜、53年から栄養系比較試験及び平成2年から系統適応性検定試験を行い、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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