みえない雲
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『みえない雲』(みえないくも。ドイツ語: Die Wolke(「雲」の意))は、ドイツの作家グードルン・パウゼヴァングによる、ヤングアダルト向け小説のタイトルである。 2006年にはドイツで映画化された。
注釈
- ^ 原子力発電所と学校やシュリッツとの距離は明示されていないが、登場人物の台詞として、原発と学校とは70-80km[1]、シュリッツの主人公宅とは90-100km[2]の距離を隔てているとされる。
- ^ 日本でのカタカナ表記としては「グラーフェンラインフェルト」が一般的である。
- ^ 映画『みえない雲』パンフレットでのグードルン・パウゼヴァングへのインタビュー記事内においてパウゼヴァングが明かしたところによると、作品の主張と政府の方針が異なることから実際に授賞する家庭省内で反対意見が起こり、ドイツの原子力業界も受賞を止めようとしたものの、家庭省大臣自身が審査委員会の審査結果に沿って授賞の判断を下したという。
出典
- ^ 『みえない雲』(小学館文庫)20頁。
- ^ 『みえない雲』(小学館文庫)261頁。
- ^ Amazon.de 『Die Wolke: Comic』で確認した綴り。(2012年1月13日閲覧)
- ^ a b 『コミック みえない雲』(小学館文庫)13頁。
- ^ “愛に生きる女たち ドイツ映画祭2006 16日~20日・有楽町朝日ホール”. 朝日新聞東京夕刊 (朝日新聞社): p. 17. (2006年7月1日)
- ^ “ヘルツォークの新作など、長短編多彩に 16日から、ドイツ映画祭2006”. 朝日新聞東京夕刊 (朝日新聞社): p. 12. (2006年7月12日)
- ^ “2006年12月の公開作品 - 映画の情報を毎日更新 シネマトゥデイ”. 株式会社ウエルバ. 2011年7月18日閲覧。
- ^ 映画『みえない雲』パンフレット裏表紙。
- ^ “シネマの週末・トピックス:みえない雲”. 毎日新聞東京夕刊 (毎日新聞社): p. 11. (2007年1月12日)
- ^ “文庫・新書”. 朝日新聞東京朝刊 (朝日新聞社): p. 14. (2006年11月19日)
- ^ https://web.archive.org/web/20070710111031/http://www.die-wolke.com/downloads/interview_schnitzler.pdf
- ^ DGLIVE.BE - 34k -(2007年9月28日時点のアーカイブ)
- ^ 映画『みえない雲』パンフレット、和久本みさこ「彼女は片肺で生まれた。だから愛の力を知っている-」
- ^ 川崎陽子(ベルギー) (2011年5月11日). “独で150万部売上、教材にもなった原発小説”. オルタナ. 2011年5月15日閲覧。
- ^ Deutsches Atomforum e. V.: Energiedebatte in Deutschland auf Basis von Fakten führen, 16. März 2006 (2007年2月18日時点のアーカイブ)
- ^ “「舞妓はレディ」上白石萌音、周防正行監督の教えを胸に舞台初主演!”. 映画.com. (2014年10月22日)
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- 2 みえない雲の概要
- 3 出版情報
- 4 著者の作品について
- 5 関連項目
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