ぽーぽーとは? わかりやすく解説

ポーポー【pawpaw/papaw】

読み方:ぽーぽー

バンレイシ科落葉小高木長卵形。春、より先に褐色の花を開く。秋にアケビのように円筒形果実2、3個ずつつき黄色に熟するが、裂けことはない。果肉甘み香りがある。北アメリカ原産。あけびがき。ポポー

ポーポーの画像
ポーポーの花
ポーポーの画像
ポーポーの実
ポーポーの画像

ポーポー

読み方:ぽーぽー

炮炮と書く。中国の影響受けた沖縄伝統菓子小麦粉クレープのように薄くのばして焼いた皮に、アンダンスー(豚脂入り味噌)を包んで巻いたもの。なおチンビンは、小麦粉黒糖とかして入れのばして焼いた皮をぐるぐる巻きにしただけで中身入らない。しかし、アンダンスー入りチンビン、何も入らないのがポーポーだと、まったく逆の説もある。昔は五月四日(ユッカヌヒー)に、ポーポーやチンピンをつくり、神仏供え、子どもの成長祈ったという。

ぽーぽー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/04 13:52 UTC 版)

ポーポー(写真右)

ぽーぽーは、小麦粉を適量の水で溶き、フライパン等の平たい焼き油味噌を塗って棒状に巻いた沖縄県菓子[1]。名称は中国餑餑に由来するとの説もあるが[1]、真偽の程は定かでない。外間守善は「包子」が「ポーズ」と転じ、それが「ぽーぽー」になったと聞かされたという[1]。一般的にはカタカナ表記の「ポーポー」が多い。

概要

かつては家庭料理として作られたが、現在はもっぱら地元のパーラーなどで軽食として販売される[要出典]。おやつとしての立ち位置は、本土におけるたいやき今川焼きなどに近い[要出典]。昔の沖縄では「ユッカヌヒー」(5月4日、本土の端午に相当)に子どもの成長を願って、ごちそうの一つとして作られていた[2]。素朴で庶民的な軽食であるが、今日では伝統的な沖縄料理のひとつとして東道盆に盛り付けられることもある[要出典]

沖縄には「ぽーぽー」と類似した「ちんびん」という菓子もある[1]。ちんびんは、小麦粉と黒糖を溶かした液を薄焼きにして棒状に丸めた、甘味の強い菓子である[1]。ぽーぽーとちんびんは本来別のものであるが、前者は白ぽーぽー、後者は赤ポーポーなどと呼ばれており[1]、現代は両者の区別がなくなりつつある[1]

楚辺ポーポー

読谷村には、楚辺ポーポーという地域に伝えられる菓子がある。これは黒糖と重曹などを入れて焼きあげるパンケーキ状のもので、味噌などは巻き込まれず、一般にちんびんと呼ばれるものに近い[3]

脚注

  1. ^ a b c d e f g 外間守善『沖縄の食文化』筑摩書房、2022年11月、111-112頁。 
  2. ^ ポーポー (みそ巻き沖縄風クレープ)”. okinawa-eiyo.or.jp. 公益社団法人 沖縄県栄養士会. 2023年4月27日閲覧。
  3. ^ 残したい、地域の味|読谷・楚辺ポーポー

参考文献

  • ナイチャーズ編『沖縄いろいろ辞典』新潮社、1992年、p.108-109

関連項目


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