【VH-71】(ぶいえいちななじゅういち)
Agusta-Westland/Lockheed Martin/Bell VH-71 "Kestrel(ケストレル)"
アグスタウェストランド社の大型対潜/輸送ヘリコプター・AW101の派生型のひとつ。
アメリカ海兵隊が大統領専用ヘリ「マリーン・ワン」として用いてきたVH-3及びVH-60「プレジデント・ホーク」の後継として開発・発注された。
本機は当初、2005年にロッキード・マーチン社が「US-101」としてライセンス生産契約を締結するも、技術的問題から挫折。
計画はベル・エアクラフト社に引き継がれ、2008年に初飛行を行うところまでこぎつけた。
しかし、開発に当たって1,900項目にのぼる膨大な要求項目が出されていたため、開発費が極度に高騰。
最終的には開発費112億ドル・機体単価4億ドルにも達してしまい、プロジェクトは実質的な破綻に陥った。
そして2009年6月、当時のバラク・オバマ大統領の意向により調達中止が決定された。
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