ふたかぶせ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:18 UTC 版)
番組単位のふたかぶせ。2020年9月現在、著作権法上ではテレビ放送とネット同時配信が同じ扱いになっていない、または放送に付随したサービスとなっていないため、番組で使用する写真や映像、楽曲などをテレビ放送とは別に権利者の許可を取る必要があり、権利者の許諾を得られない場合は該当部分が見られないようにする「ふたかぶせ」が行われる。 例えば、ニュース番組では、映像単位でふたかぶせを行う(主に、スポーツニュースや国際ニュースの外部映像・権利映像でこうしたケースが発生している)。また、ニュース以外でも権利処理が難しい映像が流れた際、映像単位でのふたかぶせが行われる場合がある。 同時ネット配信・見逃し配信対象番組でも、権利処理が出来ないコンテンツが多い場合は急遽、番組を配信休止扱いのふたかぶせになる。 『NHKプロ野球』や高校野球甲子園大会の中継、Jリーグ中継などのスポーツ中継や『みんなのうた』などの音楽番組の一部は同時ネット配信は行われても見逃し配信の対象外もしくは双方がふたかぶせ扱いで配信されない。 毎月1回の緊急警報放送の試験信号放送は、放送同時配信は行われるが、見逃し配信の対象外である。 なお、権利関係で配信出来ない番組を放送中は、どーもくんなどが登場するフィラーアニメーションが流れるほか、ニュースなどで配信できない権利映像が流れる場合には、オレンジ色の静止画風の映像(画面中央に「この映像は配信しておりません」という文字が表示される)を流す。また、地上波が放送休止している時間帯には、ヒツジのフィラーアニメーションで「この時間は同時配信をおやすみしています」の表示を流す。
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