不倶戴天
不倶戴天とは、不倶戴天の意味
不倶戴天とは、非常に強い恨みや憎しみという意味のこと。「戴天」は天下にいること、「不倶」は揃わないという意味を持ち、どちらも古代中国の文献を由来としている。文献では父親の仇は同じ天下に一緒にいられないほど憎いという内容で使用され、その文言がそのまま不倶戴天の語源となった。英語では因縁深い敵という意味で sworn enemy と表現されることが多い。sworn の代わりに、死すべきという意味の mortal を使用する場合もある。不倶戴天の類語
不倶戴天は恨みや憎しみを意味するため、端的な「怨恨」や「遺恨」といった単語が類語として挙げられる。いずれも強調する文字と組み合わさっているので、恨みの度合いは強い。ただ不倶戴天の恨みは同じ世には生かしておけないという意味合いがあるほど強いため、使用する場面によっては劣る可能性もある。現代では不倶戴天自体が比較的軽い恨みであっても使用されることがあるので、そこまで意識するものでもない。
不倶戴天の例文、使い方
不倶戴天の例文として、「私を利用し陥れた上司は、不倶戴天の敵である」「殺人事件を起こした犯人は、遺族にとって不倶戴天だ」などの使い方が挙げられる。厳密には不倶戴天は恨みの部分のみを意味するため、人やものを対象とする場合は不倶戴天の敵と表現するのが正確である。しかし例文の後者のように、敵の部分を省略した使い方をする場合もある。ふ‐ぐ‐たいてん【不×倶戴天】
「ふぐたいてん」の例文・使い方・用例・文例
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