ビーエス‐デジタルほうそう〔‐ハウソウ〕【BSデジタル放送】
読み方:びーえすでじたるほうそう
BSデジタル放送(びーえすでじたるほうそう)
放送用の人工衛星を使って提供するテレビ放送である。これまでアナログ式だったBS放送をデジタル化することになる。BSデジタル放送は、2000年12月1日からサービスを開始する予定である。
そのために使用する放送衛星(BS-4後発機)は、2000年10月に打ち上げられる。
NHKとWOWOWに加え、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京の系列各社が独自のチャンネルをもち、多彩な番組を放送する予定となっている。
BSデジタル放送を受信するには、現在使われているBS用パラボラアンテナのほかにも、対応テレビ受信機や専用チューナーが新たに必要である。
2000年に入って契約加入者数が1,000万人を超えたNHKや、250万人の加入者を有するWOWOWは、ともにBSアナログ放送を有料としていた。さらに、BSアンテナや専用チューナーを必要としていたこともあり、加入者数の伸びは鈍く、悩みの種だった。しかし、BSデジタル放送に参加する民放各社は、スポンサーCMを入れることにより、現在の地上波アナログ放送と同様に無料サービスを目指している。
BS放送のデジタル化に伴い、現在のBSアナログ放送は2007年にも終了する。また、2010年には、地上波も含めすべての放送がデジタル化される予定になっている。
(2000.07.28更新)
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