はく片石器とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > はく片石器の意味・解説 

剥片石器

(はく片石器 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/11 06:29 UTC 版)

剥片石器(はくへんせっき)とは、原石(母岩)を打ち欠いて造った薄い石の破片=剥片から製作した石器石核石器の対義語。

概略

剥片がはがされた段階から母岩は石核と呼ばれることになる。

剥片石器には、尖頭器石槍石鏃石匙石銛石篦石錐、石鋸などの打製石器があり、主に利器として使用される。剥片から製作する磨製石器はごく少数だが、玉類などがそれにあたる。なお、世界最古とされる日本列島旧石器時代局部磨製石斧も剥片石器に属する場合が多い。

技法

旧石器時代には縦長の剥片をはがし取るための石刃技法、横長の剥片をはぎ取っていく瀬戸内技法などがあるが、縄文時代の剥片剥離は比較的自由に石核を打ち割っており、規格性に乏しい。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

はく片石器のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



はく片石器のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの剥片石器 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS