【二式水上戦闘機 】(にしきすいじょうせんとうき)
三菱重工業製の艦上戦闘機「零式艦上戦闘機」をベースに、中島飛行機で製作された水上戦闘機。
海軍での形式名称は「A6M2-N」。アメリカ軍でのコードネームはRufe。「二式水戦」と略されることが多い。
零戦11型をベースに、主脚と着艦フックを撤去し、替わりに浮舟(大型の単浮舟+双補助浮舟)を取り付けている。
そのため、原型の零戦に比べて飛行性能は低下したが、零戦特有の高機動性そのものは損なわれず、アリューシャン列島やソロモン諸島方面などの孤島基地における防空任務に活躍した。
本機最大の弱点は、その浮舟であった。
浮舟が被弾するなどして損傷すると安定性が低下し、なおかつ、浮舟内に燃料タンクも備えていたため、飛行の継続が困難になった。
性能諸元
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