その他の単発アクション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/03 01:39 UTC 版)
「単発 (銃)」の記事における「その他の単発アクション」の解説
ファーガソン・ライフル(英語版) - イギリスのパトリック・ファーガソン少佐によって1770年代に設計され、最初の軍用ブリーチローダーと考えられている。プラグのような形のブリーチブロックはネジになっていて、下のハンドルを回転させると上下に動き、弾丸と発射薬を装填できた。発火には、依然としてフリントロック・アクションを用いていた。 ホール・ライフル(英語版) - ホールはアメリカ合衆国の最初の後装式騎兵銃で、1819年に発表された。レバーによって、薬室と一体のブリーチブロックが後ろを支点として上方に動き、銃口から装填して突き固めるのではなく、簡単に弾丸と発射薬を装填することができた。もとはフリントロックだったが、のちにパーカッションロックとして製造あるいは改造された。 カマーラダー (Kammerlader) - クランクで開くもので、プロイセンのニードル銃の時代における、ノルウェー製の銃である。もとは紙製薬莢を使っていたが、後に多くがリムファイアに改造された。 バーンサイド・カービン(英語版) - 後に将軍になったアンブローズ・バーンサイドによって、1857年に発明された。この、パーカッション式のカービンは、南北戦争において、シャープス、スペンサーに続き3番目に一般的な騎兵用ブリーチローダーだった。本質的にはホールのコンセプトの改良だが、バーンサイドは独特な円錐形のカートリッジを用いる。これは、ブリーチを閉じたときに、空洞のあるフロント・リムがつぶれてブリーチを密閉するように設計されている。 ライジング・ブリーチ・カービン(英語版) - 特殊なアクションを持つ銃で、Bilharz, Hall and Co. によって、南部連合向けに生産された。ライジング・ブリーチのアンダーレバーは、薬室と一体のブリーチブロックを、フォーリングブロックとは逆に、バレルの軸線から上にスライドさせる。薬室には、前方から紙薬莢のカートリッジを装填する。 モールス・カービン - このアクションはホール・ライフルに似ているが、薬室の形が異なる。 ウィンチェスター・モデル55 - 単発とセミオートとの、あまり例をみないハイブリッドである。この.22口径のライフルは、通常のブローバック作動と同じように自動的に発射済みの薬莢を排出し、つづいて再度コックするが、弾倉がないので、一発発射するたびに手で再装填する必要がある。
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