そのほかの装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 14:18 UTC 版)
下肢障害ドライバーにとって車への乗りこみも大変であり、ドアをいっぱいに開けて(このためには障害者用駐車スペースも不可欠である)、車いすをぎりぎりまで近づけても、車いすと運転席に距離が空いてしまう。そこで、バスの補助いすのような折り畳み式のボードがせり出すものがる。 車いすと運転席の座面高が違いすぎる場合も同様で、そのためのリフト装置も市販されている。 下肢障害ドライバーの悩みは運転操作もさることながら、運転席に乗り込んだあとの車いすの車両への収納も悩みの種である。下肢にのみ障害があり、上腕の筋力が十分あれば、運転席に乗り込んだあと、助手席や後部席へ車いすを乗せる者もいるが、上腕の筋力が十分にない場合、この方法はままならない。そこで、下記のような方法がとられている。 健常者に付き添ってもらう(好きな時間にドライブとはいかなくなるが)。 収納式の折り畳みクレーン(市販されている)などで後部荷室に収納し、運転席まで歩行(短距離でも歩行ができれば可能)。 後部座席を乗車用とせず、レールなどを設置、電動により車いすを収納する装置を使用(乗車定員が減ってしまうが、市販装置も増えてきている)。 ウインチ付の収納ボックス(スキー用のものを想像するとわかりやすい)により、車両の屋根の上に収納(車高の高い車両では、立体駐車場などの利用が不可となる)。
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