そのほかの考慮すべき項目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:01 UTC 版)
「バックアップ」の記事における「そのほかの考慮すべき項目」の解説
範囲 どのデータをバックアップするか。データベースをバックアップする、各ユーザのホーム・ディレクトリをバックアップする等。 頻度(目標復旧地点) 毎日、毎週、月次、年次等。頻度が低いほど潜在的に失われる量も大きくなる。目標復旧地点 (RPO: Recovery Point Objective) に関係する。 保存期間 バックアップをどのくらいの期間保持するか。データや業種によっては、法律により定められている場合がある。 保管場所 サイト全体の障害(自然災害など)を考慮し、データを遠隔地に保管することが望ましい。例えばリムーバブルメディア、主に磁気テープにバックアップし、遠隔地に保管する。または、ネットワークを経由してオンラインストレージや遠隔のデータセンターなどにバックアップする方法がある。媒体の紛失や情報漏洩を防ぐため、所定の場所に保管・管理することが通常である。保管場所には機密性に応じて施錠や認証などのセキュリティを施し、管理者を限定するなどの対策が重要になる。信頼できる外部の業者に委託することもある。これらの方針はバックアップだけでなく、セキュリティ方針にも関係する。 復旧時間 データが消失した際にいつまでにデータ復旧すべきか。目標復旧時間 (RTO: Recovery Time Objective) と呼ばれる。
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