さよなら運転を行わないさよならイベント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 04:43 UTC 版)
「さよなら運転」の記事における「さよなら運転を行わないさよならイベント」の解説
さよなら運転は、鉄道車両が運転可能な条件が整っていないと実施できない。そのため、災害でさよなら運転を含め列車運行ができない時や、車両故障や検査切れなどでさよなら運転に使用できる車両がないなどという時は、さよなら運転はできない。しかし、さよなら運転ではないものの、別の形でさよならイベントを行った例もある。 2001年2月1日に廃止された小田急向ヶ丘遊園モノレール線では、2000年2月の定期点検時に500形の台車に亀裂が発見され休止となり、そのまま廃止された。同線に在籍していたのはこの500形1編成のみだったため、さよなら運転の運行は不可能であったが、廃止後の翌2001年3月24日・25日に500形の「さよなら展示会」を向ヶ丘遊園正門駅で実施した。 2007年3月25日、JR東日本の新幹線200系電車F19編成の4月末での運用終了を前に、燕三条駅にて「さよなら展示会」が開催された。 2007年9月22日、江ノ島電鉄の300形303号車のさよなら展示会が極楽寺検車区にて開催された。 2011年3月13日をもって営業運転を終了した京王電鉄の6000系は、さよなら運転を行わなかった。引退に先立ち同年2月27日、多摩動物公園駅にて「6000系ありがとうフェスタ」を開催し、初代「TAMA ZOO TRAIN」6722編成の展示、撮影会やオリジナル写真集・記念乗車券・グッズの販売などを行った。なお初代5000系の引退の際はさよなら運転を行っている。 2017年3月5日、長野電鉄の10系電車・ED5001形の解体を前に、須坂駅にてお別れ会が催された。 2019年11月24日、京都鉄道博物館にてJR貨物のEF200形の2号機と日本通運所有のシキ800の引退セレモニーが行われた。
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