この作品の誕生の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/08 14:18 UTC 版)
「お花もようのワンピース」の記事における「この作品の誕生の経緯」の解説
実はこの作品は、全く別の作品になる予定だった。水沢は『りぼんオリジナル』での4回連載という事で話を考え、予告カットも描いたが、その頃に、同じ時期に始まるテレビドラマで同じような内容の作品があるという事を知った。その為に、かなり悩んだ末に、一から話を考え直す事にして、予告カットも急遽描き変えた(しかしその予告カットに描かれている女の子は、作品には登場しない)。とりあえずタイトルだけ『お花もようのワンピース』と決めたものの、ストーリーは全くできていない状態だった。さらにこの連載が始まる頃には、『Cookie』でも隔月の仕事が決まっており(『神様のオルゴール』)、時間的にかなり厳しかったがとりあえずタイトルから内容を考えたという。 まず、タイトルに「ワンピース」という言葉が入っているので、毎回、洋服がらみのエピソードを入れる事にした。そして、4回連載なので、各回を春、夏、秋、冬に分けて、各回に季節の行事を取り入れる事にした。そのように何も無い所から突然創り上げた作品だが、水沢はかなりお気に入りの作品だという。小山歩果、坂本辰哉、相田沙里の関係もごく自然に浮かんできて、それぞれのキャラも描きやすかったし、この3人にとても愛着が持てたし、綿貫などの脇役キャラも好きだという。各回のポイントになる、ワンピース、Tシャツ、カーディガン、マフラーなどのエピソードを考えるのも楽しかったとの事。途中で『りぼん』本誌の連載が入ったり(『いちごの宝石』)私生活でも色々な事があって大騒ぎな感じで時間が過ぎていった4回連載だったが、それだけに自分の中ではより思い出深い作品だと述べている。(以上、コミックスの欄外の「製作ウラ話」より)。コミックスのカバーでも、「キャラクター的にも、ストーリー、エピソード的にも自分の中にある基本にすごく近い作品」「これからも色んな作品を作りたいけど、時にはこうやって原点に戻りたい」と述べている。 前述のようにこの作品は、各回に洋服に関するエピソードが入っている。その洋服の種類はタイトルに含まれている。また、4回連載なので各回を春、夏、秋、冬に分けて、各回に季節の行事を取り入れている。各回のタイトルとその回の行事は以下の通り。各回は「第1話」「第2話」という呼び方ではなく、「Vol.1」「Vol.2」という呼び方になっている。 各回のタイトルと行事回タイトル季節の行事Vol.1春色ワンピース 運動会 Vol.2夏色Tシャツ 夏期講習 Vol.3秋色カーディガン 遠足 Vol.4冬色マフラー 受験
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