【OYQ-1】(おーわいきゅうわん)
海上自衛隊初の戦闘指揮システム。DDG「たちかぜ」に搭載された。
たちかぜ型ミサイル護衛艦は第2世代DDGとして「あまつかぜ」に代わる数々の新機軸を導入し、デジタル・コンピューター管制による「タター・D・システム」(Dはデジタルの意)を導入し、アメリカ海軍のNTDS(海軍戦術情報システム)に近い構成を取った。
そのために、当初からUSQ-20B端末(CP-642コンピュータ―)を6基備え、ワークステーション用にOJ-149Bコンソールを4基、表示機にはUYA-4を用いるなど、自衛艦としては初めてのシステム艦となった。
これらの高性能コンピューターのおかげで、戦術データリンクである、リンク11やリンク14の搭載が可能になった。
なお、本システムのコンピューターはのちにUYK-7に換装され、データ処理の高速化が図られた。
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