おだい -

デジタル大辞泉

お‐だい【^▽御代】

読み方：おだい

「代金」の尊敬語・美化語。「—は見てのお帰り」

お‐だい【^▽御台】

読み方：おだい

《「御台盤」の略》

１ 飯・菜などを盛った器をのせる長方形の台。

「—に、はしの台ばかりすゑたり」〈宇治拾遺・七〉

２ 飯(めし)をいう女性語。

「二合半の盛り切り—、咽(のど)に詰まって」〈浄・宵庚申〉

お‐だい【^▽御題】

読み方：おだい

１ 新年の宮中行事「歌御会始め」に天皇が出す題。勅題。御題(ぎょだい)。

２ 詩歌や川柳２、落語の三題噺(さんだいばなし)、謎掛けなどの題の美化語。「今週の—は雪見」

[補説] 1はかつて「御題（ぎょだい）」といっていたが、昭和38年（1963）に「お題」と改められた。

おだい〔おだひ〕【^▽穏ひ】

読み方：おだい

［形動ナリ］穏やかなさま。

「心も—に思ひて」〈続紀宣命・五一詔〉

宮内庁用語

お題

天皇がお定めになった短歌の題

焼津の方言

おだい

意味

お金持ち

使用例

おだいになるのもええけえが家の衆みんな元気がいちばんだよ

（お金持ちになるのもいいけれど家族全員元気なことが何より大切ですよ）

解説

代金を意味する「お代」、お金持ちは「お大尽」、そして「おだい」といずれもお金に縁のある言葉です。したがって、「お大尽」などの言葉が変化して使われたのだろうと思われます。豊かな社会となった今、この方言が盛んに使われたころが思い出されます。

大阪弁

おだい

大阪弁	訳語	解説
おだい	だいこん 菜頭	お大。おだい炊いとくれやす。船場言葉。

隠語大辞典

おだい

1. 金持の事。〔尾張の方言〕
2. 金持のこと。〔愛知〕

分類 尾張の方言

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尾内

姓	読み方
尾内	おだい