NTT接続料金(えぬてぃてぃーせつぞくりょうきん)
外国の通信会社やNTT以外の国内の通信会社は、「足まわり」とも呼ばれる地域通信網をもっていないので、電気通信サービスを消費者に提供するためにはNTTのネットワークを使う必要がある。その利用の対価として支払う料金(アクセスチャージ)がNTT接続料である。
1997年6月に成立した改正電気通信事業法では、NTTの契約約款で自由な接続協定を規制し、郵政大臣の認可が必要になった。現行のNTT接続料は、3分間5.81円と高く設定され、通信会社の新規参入を妨げている面がある。
インターネットなどの普及により、電気通信事業の需要は高まるばかりで衰える気配はまったくない。そのような中では、NTT接続料の引き下げは、通信費のコストダウンやサービス競争の拡大につながり、企業や個人などの消費者にとっても大きなメリットがある。
特にアメリカは、日本の通信市場への参入に積極的で、NTT接続料の引き下げを求めている。
(2000.05.08更新)
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