あぶらとは? わかりやすく解説

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あぶら 【油】

油は溶けにくく、よく燃え光沢があるので、古代人はそこに神秘性感じ宗教的儀礼には身体塗り洞穴内で明かりなどにした。アラビア人は、とくにこれを重んじたが、それは主としてオリーブ油であったパレスチナ地方聖書見え物語の舞台)では重要な生活資料であり、富の資源であり、化粧美髪など装飾用い医療にも利用した古代イスラエルでは神への供犠も油を塗って聖別し、王や祭司就任式には頭に油をそそいだ。「メシア」とはヘブライ語で〈油をそそがれた者〉の意であり、それが救世主の意味でもあった。「キリスト」とは「メシア」のギリシア語音訳である。キリスト旧教婚礼出産などに塗油するのも、このような油の神秘性よる。死体にも塗る。良質香油尊重された。インドでは、油を入れた油鉢傾けて油をこぼしてはいけないと戒めこれから油断する」などの油断という仏教語が生まれた。→ 病者の塗油


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