アサブ油田
読み方: あさぶゆでん
【英】: asab oilfield
【英】: asab oilfield
アラブ首長国連邦の首都アブダビの南西方約150キロの砂漠に位置する油田。 現在の操業会社であるADCO社の前身であるADPC社により1965年に発見され、1974年に生産が開始された。 地質区としてはアラビア卓状地に属し、集油形態は背斜構造、集油面積は約229平方キロである。油層は白亜紀の石灰岩で、深さは2,400~2,600メートル。究極可採埋蔵量は36~40億バレルと見積もられている。原油性状は、比重40.8°API、イオウ分0.94%、流動点-12℃。 産油量は、生産開始後数年間は40万バレル/日を越えることがあったが、その後は20万バレル/日の水準で生産されていた。最近の産油量数値は公表されていない。 <主文献「世界の大油田」(1984)、“Oil - a dream comes true” (1989)、“Structural Traps VIII” (1993)> (齊藤 隆、2007年3月) |
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