『被曝花ハーモニー』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 15:21 UTC 版)
『被曝花ハーモニー』は、Chim↑Pomのメンバーが、福島第一原子力発電所事故直後の福島第一原子力発電所から30km周辺地域で、ガイガーカウンターを使用し、放射線量を計測しながら除染し採取した花や植物を素材に、柿崎順一が構成した作品。Chim↑Pomのリーダーである卯城竜太は、「シリアスな状況にこそ『美しさ』が必要だと思いました。特に生命の美しさにこだわったので、美の象徴である花を選びました。植物は逃げることができません。環境がどうなろうと運命を全うするしかないものです。でも花の美しさは変わらない。自ら撒いた種に右往左往する人間との対照的な生き方を、生で感じるための作品です。」 と述べている。ヒマワリや牡丹、タケノコ、ツツジ、ツゲ、ムスカリ、チューリップ・菜の花・藤などの植物をはじめ、津波に流され漂流し、更に被曝したこけしや金属、布団、照明器具、ガラス瓶、コンクリートブロックなどの日用品も重要な構成要素となっている。Chim↑Pom「REAL TIMES」展 ( 東京・無人島プロダクション / SNAC )に於いて発表され、Chim↑Pom「REAL TIMES」大阪巡回展 (大阪・スタンダードブックストア心斎橋 B1F カフェ ギャラリー)へも巡回展示された。
※この「『被曝花ハーモニー』」の解説は、「被曝花」の解説の一部です。
「『被曝花ハーモニー』」を含む「被曝花」の記事については、「被曝花」の概要を参照ください。
- 『被曝花ハーモニー』のページへのリンク