『おかしな奴』(アニメ版未制作)登場分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 01:57 UTC 版)
「墓場鬼太郎の登場人物」の記事における「『おかしな奴』(アニメ版未制作)登場分」の解説
仙人 肉体と魂を分離し、肉体を古墳に眠らせて置く事で不老不死となる仙術を体得した。目玉親父は肉体の服装などから400~500年前の人間と見立てている。魂は物質を自在に通り抜け、死体に入って操る事もできるが生体には出入りできず、また蜜には粘り付かれる(そのためホットケーキの蜜にくっついた所をねずみ男に食われ、排泄されるまで出られなかった)。古墳近くの館に住む青年・昌一が親に先立たれたのに目を付け、彼を殺して遺体に入って裕福な生活をしようと企む。まず魂だけで館に侵入して様子を窺い、昌一の急死した恋人・啓子の遺体を操って近付くが、画家に変装した鬼太郎によって「たましい金縛りの法」で霊紙に封じられ、サカキの炎で焼き殺された。 この物語は少年マガジン版において『陰摩羅鬼』に改作、また肉体と魂の分離を不老不死の術とする構想は『猫仙人』に転用されている。 昌一(まさいち) 会社重役だった父が亡くなり、遺産を相続した青年。府中の別荘に居を構えたが、そこに現れた「おかしな奴」(仙人の魂)に悩まされる。警察や明智小五郎等の私立探偵にも取り合って貰えず、藁をも掴む思いで鬼太郎に相談する。 啓子(けいこ) 昌一の恋人。昌一を訪ねて来たが捜索中のねずみ男を嫌い「あの人を追い出さないと絶交します」と昌一に強要する。言われた通りねずみ男達を帰すとその晩に昌一の首を絞めようとするなど不審な行動をとり、昌一が啓子の家に電話すると彼女は急性肺炎で亡くなり遺体が歩き去ったと言う。翌朝昌一を毒殺しようとするが、画家に変装した鬼太郎の術により遺体を操っていた仙人の魂を除かれる。遺体は家に送り返され、無事弔われた模様。
※この「『おかしな奴』(アニメ版未制作)登場分」の解説は、「墓場鬼太郎の登場人物」の解説の一部です。
「『おかしな奴』(アニメ版未制作)登場分」を含む「墓場鬼太郎の登場人物」の記事については、「墓場鬼太郎の登場人物」の概要を参照ください。
- 『おかしな奴』登場分のページへのリンク