「雪どけ」後とは? わかりやすく解説

「雪どけ」後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 20:54 UTC 版)

ドミートリイ・ショスタコーヴィチ」の記事における「「雪どけ」後」の解説

ブレジネフ時代になり、国内では締め付けが強まるが、ショスタコーヴィチ自身の生活は安定し数々栄誉包まれるなど、音楽活動続け環境スターリン時代比べ格段恵まれていた。相変わらず体制迎合し作品もあるが、作風芸術性高まり、七楽章弦楽四重奏曲第11番1966年)・マーラーの『大地の歌』の影響受けた声楽つきの交響曲第14番1969年)。豊かな響き緊張感漂う映画音楽リア王』(1970年)などの意欲作を相次いで発表した。とくに『ブロークの詩による七つ歌曲』(1967年)と弦楽四重奏曲第12番1968年においては十二音技法挑戦するなど、その研究心衰えなかった。 最晩年になると、作風哲学風で研ぎ澄まされた独特の透明感支配的となる。交響曲第15番1971年)、弦楽四重奏曲第14番1973年)・弦楽四重奏曲第15番1974年)では過去の作品からの引用顕著になるが、そこにはすでに健康の衰え感じ、死を意識した作曲者思い見え隠れする。それは政治翻弄され波瀾万丈人生振り返り達観したのような感を受ける。また「ミケランジェロの詩による組曲」(1974年)では、自身芸術総括ルネサンスの芸術家譬えたものとして評価されている。

※この「「雪どけ」後」の解説は、「ドミートリイ・ショスタコーヴィチ」の解説の一部です。
「「雪どけ」後」を含む「ドミートリイ・ショスタコーヴィチ」の記事については、「ドミートリイ・ショスタコーヴィチ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「「雪どけ」後」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「「雪どけ」後」の関連用語

「雪どけ」後のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



「雪どけ」後のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのドミートリイ・ショスタコーヴィチ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS