「選ばれた生徒だけの特別の学校」とする問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 10:09 UTC 版)
「日本の中高一貫校」の記事における「「選ばれた生徒だけの特別の学校」とする問題」の解説
いくら一貫校を受験エリート校にしないため、学力試験による選抜を認めないといっても、広域募集・広域選抜を行う限り、一貫校が「選ばれた生徒だけの特別の学校」になるのは構造的に必然である。普通の小学生が遠くの学校を自主的に選ぶということは一般的にはありえず、親の関心・選択が優先することになり、一貫校は教育熱心な恵まれた家庭の子供ばかりになる可能性が高い。また一貫校は特別の期待のもとに設立されるので、予算面や施設面、運営面や教員配置の側面で一般の中学や高校よりも優遇される。一方で、国立・私立が学力試験を行い、公立だけが学力試験禁止であるのはおかしいという反論もある。しかし実質、公立においても適性検査として国語・算数・理科・社会の学力検査を実質行っているという指摘もある。
※この「「選ばれた生徒だけの特別の学校」とする問題」の解説は、「日本の中高一貫校」の解説の一部です。
「「選ばれた生徒だけの特別の学校」とする問題」を含む「日本の中高一貫校」の記事については、「日本の中高一貫校」の概要を参照ください。
- 「選ばれた生徒だけの特別の学校」とする問題のページへのリンク