「絆の在り方」編(8巻)
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「不能犯 (漫画)」の記事における「「絆の在り方」編(8巻)」の解説
貴樹(たかき) 宇都宮家の養子。16歳。1歳の頃に児童施設の前で捨てられ、その後子供のいない宇都宮夫婦に引き取られる。素行が悪く高校も停学中だが、引き取られた宇都宮夫妻には感謝している。ある日自分を捨てた本当の母親から手紙が届き、場の空気から不審に思って義両親の跡をつけていたら宇相吹に実の母親の殺害を依頼していて、宇相吹に殺害に同行させてほしいと頼む。しかし、実の母親への殺意はなく一回会って問い詰めて殴りたいという理由である。 実母の住むアパートへ宇相吹と乗り込み、殴ろうと向かうが、当の実母は酒で体を壊して重体であった。うわ言で実母が泣きながら謝罪しているのを見て貴樹も涙を流し、復讐は頓挫。実母の死を見届けた後は、家に向かうが義両親の依頼で貴樹も殺すことになったと宇相吹に告げられ、飲んでいるコーヒーに毒を入れたと錯覚させられ、毒が回りきるわずかな時間で義両親を金属バットで殴り殺す。 倉木 紀子(くらき のりこ) 貴樹の実母。事情から貴樹を捨てることになったことを後悔しており、一度引き取りに貴樹の育ての父に詰め寄るが金を渡して追い返されており、それがショックで酒浸りになり命を縮めることになる。宇相吹に目の前に息子がいると、呼びかけられたことで目覚め呼吸器を外して駆け寄り最初で最後の対面をした後死ぬ。宇相吹がマインドコントロールを用いずに殺害した唯一の人物である。 宇都宮(うつのみや) 貴樹の育ての親。会社を経営している。子供に恵まれず、貴樹を引き取るが素行が悪く厄介者なので手を焼いているが、それでも愛情をもって育ててきたと宇相吹に伝えている。貴樹の実母が会わせてくれとしつこいので宇相吹に殺害を依頼する。 しかし、本心では貴樹の素行にうんざりしており自分たちの間にようやく子供ができた事を知ると掌を返し、貴樹の殺害を宇相吹に依頼する。下劣な笑いを浮かべていたが、裏切られた悔しさで怒りに燃えた貴樹に夫婦共々殴り殺される。
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