「硫黄島の星条旗」の他メディアへの転用
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ローゼンタールの写真は戦時中の第七次戦時国債の応募ポスターに採用され、350万枚が印刷された。 またこの写真をもとに作られたのが1949年の映画『硫黄島の砂』(Sands of Iwo Jima)である。同作品は星条旗掲揚に立ち会って生き残った3人についての物語で、この映画には実際に3人がカメオ出演している。1961年にはアイラ・ヘイズをトニー・カーティスが演じた『硫黄島の英雄(英語版)』(The Outsider)が製作された。1945年7月、アメリカ国郵政省はこの写真を用いて切手を発売。1995年には終戦50周年記念切手として再びこの写真が切手の図案として用いられた。2005年、造幣局はこの写真のイメージを彫りこんだ銀貨を発表している。 写真家トーマス・E・フランクリンは2001年9月11日のテロ後、廃墟となった世界貿易センタービル跡地(グラウンド・ゼロ)で星条旗を掲揚する消防士たちを撮影し写真『グラウンド・ゼロ・スピリット』として発表したが、明らかに「硫黄島の星条旗」のイメージを援用したものになっている。 他にも音楽アルバムのジャケットなどにも何度も用いられるなど「硫黄島の星条旗」は史上もっともよく引用され、利用されるイメージであり続けている。 2021年、第二次世界大戦終結記念日である8月15日に、アフガニスタンの反政府イスラム主義武装組織ターリバーンはアメリカが支援を続けてきた政権を崩壊に追い込んだ。ターリバーンは硫黄島の星条旗の写真をモチーフにし、自らの旗を掲げる写真をメディア上に掲載した。
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