「令和」フィーバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 13:56 UTC 版)
2019年(平成31年)4月1日、「平成」に代わる新元号「令和」が発表された。「令和」の典拠は、『万葉集』巻五の「梅花謌卅二首并序」にある一文であり、その歌会の開催地は大宰帥・大伴旅人の邸宅である。 《題詞》梅花歌卅二首[并序] / 天平二年正月十三日 萃于帥老之宅 申宴會也 于時初春令月 氣淑風和 梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香 加以 曙嶺移雲 松掛羅而傾盖 夕岫結霧 鳥封縠而迷林 庭舞新蝶 空歸故鴈 於是盖天坐地 <促>膝飛觴 忘言一室之裏 開衿煙霞之外 淡然自放 快然自足 若非翰苑何以攄情 詩紀落梅之篇 古今夫何異矣 宜賦園梅聊成短詠 戦後間もない頃から、坂本八幡宮の付近にはかつて大伴旅人邸があったと通説のように語られていた。この説はのちに九州歴史資料館の現地調査によって定説的地位から後退した(後述)が、「令和」発表直後に中央メディアなどが今も有力説のように報じたため、新元号ゆかりの地として一躍脚光を浴びるようになった。以前の参拝者は1日あたり20人ほどだったが、「令和」発表直後には3000人に急増したという。 2019年10月29日、境内に「令和」の石碑が除幕された。 2019年12月2日発表の2019ユーキャン新語・流行語大賞で「令和」がトップ10に選出され、同神社の御田良知宮司が受賞した。 このブームは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が日本に到達し、不要不急の外出が控えられる2020年まで続いた。
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