「テトリス」の開発目的に関する発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 04:20 UTC 版)
「森昭雄」の記事における「「テトリス」の開発目的に関する発言」の解説
『テトリス』は、ソ連科学アカデミー・コンピューターセンターの心理学者であるアレクセイ・パジトノフが人間の処理能力(内容やコツなどを脳が学習する過程)を研究する一環として開発したゲームである。この具体的な開発経緯は1980年代頃から知られていたが、森は以下のように「人を殺すための教育として開発された」としている。 2004年頃、フリーライターの府元晶によるレポート記事や、講演が行われた東京都江東区立辰巳小学校の公式ウェブサイトによると、以下のような発言を行なっている。 「『テトリス』というゲームはソ連の軍隊で人を殺すための教育の一つとして、軍事目的で開発されたもの。人間をロボットにするための人殺しゲームだ。簡単に殺戮ができるようにするためのものだ」 「ソ連では『テトリス』を兵隊にやらせる。『テトリス』をやっている状態の脳は、非常に反射的な状態になり、人を殺しても何とも思わなくなる。その訓練のために『テトリス』をやらせていたのである」 しかしこのような事実は存在せず、発言の意図や根拠も明らかにされていない。 なお、湾岸戦争へ赴いた米兵がテトリス(任天堂が発売のゲームボーイ版)で遊んでいたのは事実であるが、あくまでも戦場における娯楽として楽しむためであり、軍事とは一切関係なかった。それどころか冷戦時代には「テトリスは西側諸国の生産性を下げるためのソ連の罠」というジョークもあった。
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