「クラコウジア」について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 17:25 UTC 版)
「ターミナル (映画)」の記事における「「クラコウジア」について」の解説
正式名称クラコウジア共和国(クラコウジアきょうわこく)とは、本作品に登場する、架空の国である。英語表記はThe Republic of Krakozhia。キリル文字表記は Кракожия である。 映画の中で、ビクターの祖国であるクラコウジアは2004年1月16日、国内で軍事クーデターが起こるという設定になっている。 小さな国で、おおよその位置は東ヨーロッパ、旧ソ連・ロシア付近である。過去にクーデターが勃発していた中央アジア諸国、もしくはコーカサス地方のロシア語圏の国家がモチーフ。また、主人公のパスポートはベラルーシのものと酷似している。 トム・ハンクスが喋っていたクラコウジア語は全てアドリブで、ロシア語などのいくつかの言語の発音からヒントを得ている。しかし、英語の字幕でのトム・ハンクスのクラコウジア語がブルガリア語となっていたため、ブルガリア語にも近い発音だということが分かる。 作中のロシア人ミロドラゴビッチとの会話シーンではクラコウジア語で行われたが、意思疎通が可能であったためクラコウジア語はロシア語に近い言語である。劇中では通訳を呼ぼうにも到着まで1時間かかってしまうことから、ロイの発案で通訳として呼ばれた経緯がある。フランクにも「隣国に住んでる、言葉に多少の違いはあっても通訳としてぜひ助けてほしい」とお願いされている。
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