《別添》の正しい読み方
「別添」の正しい読み方
「別添」の正しい読み方は、「べってん」である。「別添」は間違われることが非常に多い言葉であり、「べつぞえ」だと勘違いしている人は大勢いる。けれど、「べつぞえ」は、いわゆる重箱読みという間違ったパターンである。「別」と「添」の訓読みをそれぞれ「べつ」「ぞえ」だと誤解している場合は珍しくない。しかし、「別」の訓読みは「わか(れる)」である。したがって、「べつぞえ」は音読みと訓読みの組み合わせとなり、文法的に好ましくない。「別添」の意味解説
「別添」とは、主となるものに添えることである。また、添えるもの自体を指す場合も少なくない。基本的には、何らかの書類に添えられる追加資料を指す際に使用される言葉であり、紙媒体だけでなく、電子的な資料が対象になることもある。大抵の場合、別添には本筋から逸れる内容や、主な書類に記載すると邪魔になるデータなどが記される。そして、主となる資料だけで理解ができなかったり、一時的にのみ本筋から逸れたりする際に、別添に目を通す形である。なぜ「別添」と読むのか・理由
「別添」は、「別」と「添」をそれぞれ音読みして「べってん」となる。日本では複数の漢字を組み合わせた場合、基本的には音読みで統一されるので特に問題はない読み方である。そして、「べつてん」だと、た行が連続して読みにくいため、発音のしやすさを重視する形で、「つ」が「っ」となっている。「別添」の類語・用例・例文
添えることを指す場合、「別添」の使用例は、「この書類は内容が複雑であるため、別添しなければならない」「別添によって理解度が高まった」となる。添えるもの自体を「別添」とするのであれば、「ここで別添を見てもらいたい」「この資料には別添を用意している」といった使い方となる。「別添」の類語としては、「別紙」や「別記」、「添付」などが挙げられる。「別紙」は、主となる書類とは別に用意した紙の資料のことである。そして、「別添」は他者が作ったもの、「別紙」は自作したものと区別されることが多い。「別記」は補足のために用意する文章であり、「別添」と同じように使用することができる。ただ、文章以外が対象となることはないため、注意が必要である。「添付」は「別紙」や「別記」とは異なり、添付した資料や文章ではなく、添えること自体を指すという意味で、「別添」の類語となる。「別添」の英語用例・例文
「別添」を添えるものとする場合、英語では「Attachment」を使用する。そして、添えること自体を指すのであれば、「Attach」を用いる。実際に使用した場合は、「Please look this attachment(この別添を見てもらいたい)」「I attach another data(データを別添する)」となる。また、「別添」は「Attached document(添付資料)」という形にもできる。- 《別添》の正しい読み方のページへのリンク