《分かりました》の敬語
分かりましたの敬語表現
「分かりました」は、「分かった」の丁寧語となります。「分かりました」の敬語表現は、「かしこまりました」、「承知いたしました」、「承りました」です。「かしこまりました」は、相手の意図することを「理解」し、「受諾する」という意味があります。敬語度の高い表現で少し堅苦しい印象となるため社内で多用するのには向いていませんが、店員が客に対して使う場合は頻繁に使っても構いません。お店で紅茶をオーダーし、店員が「かしこまりました」と返答をしたら、「オーダーの内容を理解し、紅茶をお持ちします」と表現していることになります。「承知いたしました」は、相手の意図することを「理解」したという意味があります。ただし、「かしこまりました」のように受諾するという意味はなく、単に「理解した」ことを伝える表現となります。お店で紅茶をオーダーし、店員が「承知しました」と返答をしたら、「紅茶のオーダーを理解しました」という意味となります。「承りました」は「謹んで受ける」という意味があり、相手の依頼を理解し受け入れたことを伝える表現です。目上の人に使う敬語表現ですが、ビジネスシーンでは「承知いたしました」の方が一般的です。分かりましたの敬語での誤用表現・注意事項
「分かりました」の敬語としての誤用表現に、「了解しました」があります。「了解しました」を敬語として口語や文章で使用している事例が多く見られますが、「了解」はそもそも目上の人が目下の人に向けて「分かった」、「理解した」という意味合いで使う表現となります。そのため、「了解」を目下の人が目上の人に対して使うのは失礼になります。立場が同等、もしくは目下の人に「了解しました」と返答するのは問題ありませんが、目上の人に対しては「かしこまりました」、「承知いたしました」が適切な表現となります。また、ビジネスシーンでは同僚であっても「了解しました」ではなく「かしこまりました」、「承知いたしました」を使うのが妥当です。分かりましたの敬語での言い換え表現
・理解しました・理解できました・承知しました・承知いたしました・ご依頼の件、承知いたしました・拝承しました・拝承いたしました・承諾しました・承諾いたしました・承りました・確かに承りました・ご依頼の件、承りました・了承しました・了承いたしました・納得しました・納得いたしました・得心しました・得心いたしました・謹んでお受けします・謹んでお受けいたします・謹んで承ります・かしこまりました・御意にございますWeblioに収録されているすべての辞書から《分かりました》の敬語を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

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