怒号

デジタル大辞泉

ど‐ごう〔‐ガウ〕【怒号】

読み方：どごう

［名］(スル)

１ 怒って、大声でどなること。また、その声。「議場に—がとびかう」

２ 風や波が荒れて激しい音をたてること。

「脚下数十丈の深きに、海水衝盪—せり」〈中村訳・西国立志編〉

ウィキペディア

怒号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/06/26 05:24 UTC 版)

ウィキペディアには「怒号」という見出しの百科事典記事はありません（タイトルに「怒号」を含むページの一覧/「怒号」で始まるページの一覧）。 代わりにウィクショナリーのページ「怒号」が役に立つかも知れません。wikt:Special:Search/怒号

関連項目

• 野次
• ブーイング

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

怒号

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 09:14 UTC 版)

名詞

怒 号（どごう）

1. 怒り叫ぶこと^[1]。怒鳴ること。また、その声。怒鳴り声。「号」は「さけぶ」の意。
   • 議席は満場総立ちとなり、怒号と拍手と口笛と足踏みとで、まるで鼎（かなえ）の沸くような騒ぎだった。（海野十三『深夜の市長』）
2. 風や波が荒れて激しい音がすること^[1]。
   • 風はひどい雨を伴い真暗な夜の怒号と化した。（原民喜『廃墟から』）

発音^(?)

ど↗ごー

翻訳

（語義1）

• 英語: clamor ^(en), noise ^(en), outcry ^(en), roar ^(en)

動詞

1. 怒り叫ぶ。怒鳴る。
   • 見物席は敵味方に分れて怒号し、弥次と喝采が入り乱れた。（岸田國士『近代劇論』）
   • 「滅茶苦茶に俺の悪口を書いていやアがるんだ、畜生奴（め）！ もう俺ア、彼奴（きゃつ）とは一生口を利かないぞ、カッ！」と、父は母に向ッて怒号した。（牧野信一『鏡地獄』）
2. 風や波が荒れて激しい音がする。
   • 遠い潮鳴りの音を聞いたか！ 波の怒号するを聞いたか！（林芙美子『蒼馬を見たり』）

活用

サ行変格活用

怒号-する

翻訳

（語義1）

• 英語: howl in rage, howl out ^(en)

Weblio日本語例文用例辞書

「 怒号」の例文・使い方・用例・文例

• 彼の怒号が家中に響き渡った
• そのささやきは怒号へと高まっていった.
• 不平の声が高まって怒号となった
• 彼の怒号は馬を脅えさせた