真珠郎 脚注

真珠郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 23:06 UTC 版)

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注釈

  1. ^ 3作品とも探偵が金田一耕助に変えられている。
  2. ^ 作者は小栗虫太郎にこのときの「借り」を感じていたため、1946年(昭和21年)に小栗が急逝して探偵小説専門雑誌『ロック』への連載に穴が空きそうになった際にピンチ・ヒッターを務めた。このときに連載した作品が本作品と同じ由利シリーズの『蝶々殺人事件』である[4]
  3. ^ 初版単行本(六人社、1937年)の「自序」で横溝自身が明かしている[5]
  4. ^ 第1章「ヨナカーンの首」で初めて登場した際「おつこつ」とルビが振られている。
  5. ^ 「異母(ルビは「いとこ」)」という記述は第17章「告白」中盤で由美の説明にある[10]が、第15章「暗夜行路」の終盤で伊那子の近所に住んでいた男が「今年(注:数え)二十三になるのでございましょう」と年齢を言っており[11]、20年前に誕生している(第8章「美しき二匹の野獣」の鵜藤家の爺やの証言[12])真珠郎より年長になる。
  6. ^ 真珠郎が金髪なのは原作からある設定で、由美が真珠郎が監禁されてた部屋で見せた写真に「房々と額に垂れた金色の髪」という記述がある。ただし原作中で目は「黒い」とされている(第6章「如法闇夜」)。

出典

  1. ^ 二人の刺青がある女、殺されたのは何者か。金田一耕助シリーズ!――横溝正史『スペードの女王』文庫巻末解説”. カドブン KADOKAWA文藝WEBマガジン. KADOKAWA (2021年12月10日). 2024年4月15日閲覧。
  2. ^ a b 昭和ミステリ秘宝 真珠郎』(扶桑社文庫)所収の江戸川乱歩による「序」参照。
  3. ^ 『横溝正史選集 4 犬神家の一族』(出版芸術社)所収の浜田知明による巻末解説参照。
  4. ^ 真説 金田一耕助』(横溝正史著・角川文庫1979年)113 - 114ページ参照。
  5. ^ 山口直孝 著「「死婚者」」、江藤茂博; 山口直孝; 浜田知明 編『横溝正史研究 4』戎光祥出版、2012年3月1日、254-255頁。ISBN 978-4-86403-029-8 
  6. ^ 昭和ミステリ秘宝 真珠郎』(扶桑社文庫)所収の日下三蔵による巻末解説参照。
  7. ^ 横溝正史 著、日下三蔵 編『由利・三津木探偵小説集成1 真珠郎』柏書房株式会社、2022年6月5日、463頁。"付録 (1) 六人社版『真珠郎』序文ほか"。 
  8. ^ a b 横溝正史著『探偵小説五十年』(講談社)所収の「私の推理小説雑感」参照。
  9. ^ 第8章「美しき二匹の野獣」の鵜藤家の爺やの話より。
  10. ^ 『真珠郎』(横溝正史著・角川文庫、2019年)209ページ。
  11. ^ 『真珠郎』(横溝正史著・角川文庫、2019年)187ページ。
  12. ^ 『真珠郎』(横溝正史著・角川文庫、2019年)98 - 99ページ。


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