熊本城周遊バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/24 18:48 UTC 版)
概要
熊本城周遊バスは、1993年に熊本市において火の国フェスタ・くまもと'93が開催されるのを前に、熊本城観光活性化の一環として熊本県と熊本市ならびに市の外郭団体である熊本市国際コンベション協会との3者共同事業として、1992年4月18日より熊本市交通局(熊本市営バス)によって運行開始されたのが始まりである。熊本市営バス時代の愛称は「むさし」と「とおりゃんせ」で、一般市民からの公募により決定された。
熊本市交通局が運行していた時期は、本山営業所と上熊本営業所が担当していた。
その後、2006年に熊本市が民間運行事業者への路線移譲・委託を決定し、同年10月1日より九州産交バスへ移管された。これに伴い、同日から愛称が「しろめぐりん」へ変更された。この愛称変更も一般市民からの公募により決められている。九州産交バス熊本営業所が運行を担当していた。
2008年4月期は、熊本城築城400年祭・エピローグが開催された影響で、過去最高の約1万人が乗車した。また同年5月のゴールデンウィーク期間中には、5月4日の乗車数は812人に達し、一日乗客数では過去最高を記録した[1]。
2011年10月1日からは、九州産交バスから熊本都市バスへ移管された[2]。
ものまねアナウンス
沿革
- 1992年4月18日 - 運行開始。熊本市営バスが運行を担当。
- 2006年
- 2011年
- 2014年10月1日 - ルートを見直し、往路・復路ともに熊本交通センター経由とする。これに伴いダイヤ改正(1日27便から22便へ減便)[3]。
- 2016年
- 2019年9月11日 - 熊本市桜町一帯再開発ビル(名称:SAKURA MACHI Kumamoto)完成に伴い、同ビル内バスターミナルに乗り入れ開始。これにより熊本交通センター乗降場所を変更。名称も従来の「熊本交通センター」から「熊本桜町バスターミナル」に改称される[5][6][7]。これによる熊本都市圏のバス系統番号の変更に伴い、しろめぐりん専用の系統番号として「SS」が付与される[8]。
- 2021年4月1日 - ダイヤ改正。新たに平日ダイヤ・土休日ダイヤを設定し、平日は1時間に30分(12時台のみ1時間)間隔とした1日16便の運行となる(土休日はダイヤ変更せず従来通り1日22便)。
運行内容
- 所要時間:1周65分
- 運賃:大人160円、子人80円
- 障害者割引によりそれぞれ運賃半額となる。
- しろめぐりん専用一日乗車券:大人400円・子供200円
- 支払いは上記の現金ならびに一日乗車券のほか、くまモンのIC CARDならびに全国交通系10社ICカード・SUNQパス(北部九州版・南部九州版・全九州版)・わくわく1dayパス(各社共通一日乗車券)も使用可能。
- ^ 『熊本日日新聞』2008年5月13日付
- ^ “~熊本城周遊バス「しろめぐりん」運行会社について~ 平成23年10月1日から熊本都市バス(株)が運行 (PDF)”. 九州産交バス (2011年8月26日). 2011年8月26日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 熊本城周遊バスの運行ルート等が変わります 2014年9月11日、熊本市公式サイト
- ^ “震災に伴う熊本城周遊バス「しろめぐりん」 運行再開(一部休止)についてのお知らせ (PDF)”. 熊本都市バス (2016年5月2日). 2016年6月23日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “ダイヤ改正・名称変更・案内番号変更のお知らせ (PDF)”. 熊本都市バス (2019年8月16日). 2019年9月7日閲覧。
- ^ バスターミナルをご利用の方へ SAKURA MACHI Kumamoto
- ^ “熊本桜町バスターミナル(旧称:熊本交通センター)の乗り場のご案内 (PDF)”. 九州産交バス (2019年9月2日). 2019年9月7日閲覧。
- ^ “【2019年9月11日】熊本都市圏の「バス案内番号」が変わります (PDF)”. 熊本都市バス (2019年7月29日). 2019年8月15日閲覧。
- ^ 2019年9月10日までは停留所名が「熊本交通センター」だった。
- ^ a b 2014年3月31日までは停留所名が「熊本全日空ホテルニュースカイ前」だった。
- ^ 基本的に、3番のりばに停まる。
- 1 熊本城周遊バスとは
- 2 熊本城周遊バスの概要
- 3 路線
- 4 車両
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