無敵超人ザンボット3 評価・影響

無敵超人ザンボット3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 01:17 UTC 版)

評価・影響

2012年9月26日にテレビ朝日で放送された『マツコ&有吉の怒り新党』の「新・3大○○」のコーナーにおいて「日本人が知っておくべき!新・3大『無敵超人ザンボット3』の切ない戦い」として、第5話・第17話・第23話(最終話)が取りあげられた[9][10]

俳優の上川隆也は、2014年5月12日に日本テレビで放送されたトーク番組『しゃべくり007』へ出演した際に本作を挙げ、「根気よく最後まで観て頂くと、最後に大どんでん返しが待っています。それは、言えないんですけど。それまでのストーリーが全部ぐるんとひっくり返る瞬間が待っている」と紹介した[11]

集英社週刊ヤングジャンプに連載されていた奥浩哉の漫画『GANTZ』へも影響を与えており[12]、同作の最終話は本作の最終話へのオマージュとなっている。

2016年4月2日にフジテレビで放送された土曜プレミアム枠の『有名人が初めて話します!とっておきランキング ここでしか聞けないヒミツの話30連発』[13] では、スタジオ出演者の市川紗椰のプレゼンによる「アニメ女子が選ぶラストが衝撃!切なすぎるアニメランキングベスト3」で第1位の『伝説巨神イデオン』と第2位の『School Days』に続いて本作が第3位に挙げられ、作中終盤の特攻シーンにはスタジオが騒然となった[14]

あらすじ

駿河湾の港町[注釈 2]に住む札付きの少年、神勝平は、ライバルの香月真吾との果たし合いの最中、謎の巨大な怪物に襲われる。それは、謎の宇宙人「ガイゾック」が放った殺戮ロボット兵器「メカ・ブースト」だった。

襲撃の最中、勝平は家人が「宝探し」と称し、海底を探索していた訳を知る。勝平たちはガイゾックに母星のビアルを滅ぼされ、地球へ移住したビアル星人の生き残りの子孫だったのだ。ついに地球までその魔の手を伸ばしてきたガイゾックに対し、神(じん)ファミリーは先祖が遺した3つの基地が1つに集結する要塞「キング・ビアル」と、それぞれの基地に積まれていた3つのメカが1つになって完成する巨大ロボット「ザンボット3」で立ち向かう。

だが、ザンボット3とメカ・ブーストの戦いの影響で日本は焦土と化し、地球人はガイゾックよりも神ファミリーを恐れて忌み嫌う。それでもガイゾックと必死に戦う彼らを地球人が理解し始めた頃、ガイゾックは陰惨な人間爆弾作戦を開始し、神ファミリーと地球人を更なる恐怖と絶望へと陥れていく。

そしてついに決戦の火蓋が切られ、宇宙を舞台にガイゾックと神ファミリーが激突、次々と散っていく神ファミリーの犠牲のもとに、勝平はついにガイゾック本体と相まみえるが、その実体であるコンピューターが語る内容に大きな衝撃を受ける。

それでも、これまでの戦いが無駄でなかった事を信じた勝平は、残されたファミリーの捨て身の作戦によって、辛うじて地球に生還。生まれ育った土地の浜辺に横たわる勝平を温かく迎えてくれたのは、かつて神ファミリーを忌み嫌っていた多くの地球人達だった。

登場人物

神ファミリー

ザンボット3搭乗者

神勝平(じん かっぺい)
- 大山のぶ代 / 坂本千夏[注釈 3]
神家の次男にして本作の主人公。12歳。小柄だがスポーツ万能で、バイクを乗り回す不良少年。曲がったことが大嫌いで、困った人を放っておけない正義感の強い性格。搭乗者3人の中で最年少ということもあり、やや子供っぽい面が強調されていたが、香月との対立と和解、さらに大勢の人たちや、友人知人の生死を目の当たりにしながらも、戦いの中で人間として戦士として着実に成長してゆく。第13話では避難民を戦闘の巻き添えにしてしまい、自己嫌悪から戦闘を拒否する場面もあったが、第4話で香月の妹・かおるを助けようとしたり、第9話で死にかけている大滝社長を見捨てずに救助したり、第11話で失敗覚悟でバンドックに何度も突撃をかけたり、第16話でガイゾックに捕らわれた宇宙太と恵子の弟妹たちを見捨てずに助けると主張するなど、神ファミリーを突き動かすような言動も見られる。
最終決戦では参戦した親族全てを失った上、地球を守って戦ってきた自分たちの行動や存在の全てをガイゾックによって否定され、心身耗弱の状態で単身生還したが、地球で待っていた大勢の人々(それまで神ファミリーを敵視していた人々もいた)からはその身を気遣われ、温かく迎えられた。
戦闘時にはザンバード/ザンボ・エースに乗り込み、ザンボット3のメイン操縦も担当する。パイロットスーツはショートパンツにタイツ、色は赤。
大山を起用した理由について富野は、「第1話での、奔放な(ある意味、石田国松に通じるような)勝平の姿を表現したかったから」と後に語っている。大山は元々、自身がメカ音痴であることを理由にロボットアニメ系は出演を避けてきたが、本作に限ってはストーリー性の高さが気に入り、仕事を引き受けたという。後にラジオ番組『島本和彦のマンガチックにいこう!』に出演した際、「好きだった番組の一つ」として名前を挙げ、また最終話のクライマックスでのセリフが収録時の勢いで出たアドリブだったと語っており、本作品への思い入れがうかがえる。
千代錦(ちよにしき)
勝平が飼っている秋田犬で、額にハート型の花びらのような斑があるのが特徴。香月の妹を守ったり、ガイゾック兵士と戦ったりと勇敢な活躍ぶりが多かった。
第2話から勝平と共にザンボ・エースに乗るようになり、コンビネーションスタート時にはかけ声も担当していたが、いつも搭乗しているわけではなく、キング・ビアル(というよりビアルⅠ世に)に残っている時もあった。最終話でバンドック内にてザンボ・エースの脚コクピットが被弾した際に死亡する。
スタジオZの金田伊功は一時期、ロボット犬と思っていたらしい。これは、同時期に金田が作画を手がけた『氷河戦士ガイスラッガー』に登場するジロと混同していたらしく、1982年のアニメージュでの記事や、『20年目のザンボット3』でも、その事を語っている。タバコの火が額に当たったとき首が取れて中から機械が見えるような演出があるほか、超能力らしきものを使っている場面がある。他にも第19話ではバンドックの出現時にミチと共に驚いてしがみ付き合う人間的な仕草も見られた。
神江宇宙太(かみえ うちゅうた)
声 - 森功至 / 古川登志夫[注釈 4] / 神奈延年[注釈 5]
神江家の長男で第2話から登場。15歳。父・大太から古武術を習っている。髪の色は茶色で、左目は前髪で隠れている。一見気障で斜に構えた風も見せるが、理知的で温かみもある性格。勝平とは序盤にしばしば衝突することもあったが、すぐに打ち解け、チームの参謀役になる。パイロットスーツは他の隊員と同じスラックス型、色は青。
ザンブルを操る。第8話で戦闘を放棄して自宅に戻ってしまった一家に対し、「勝平の家族が羨ましい」と漏らしたり、第12話で「未だにガイゾックを倒していないので、周囲に批判されるのは当たり前」とナーバスな感情も見せた時もある。
最終話の戦闘において、ガイゾックの幻術で同士討ちをさせられた際、ビアル1世の攻撃をコクピット周辺に受けて重傷を負う。その直後のバンドックとの戦いで、さらにザンボット3の両手と右足を失うに至り、動力を司る自分のセクションに致命的損害を受け、攻撃力・機動力・出力のほとんどを失ったザンボット3での戦闘継続は、もはや不可能と判断。勝平に突破口を開かせるため恵子に懇願し、ザンバードのみをドッキングアウトさせ、彼女の操縦によってザンブル・ザンベースのみで共にバンドックに特攻。勝平の名を叫びながら短い生涯を終えた。
神北恵子(かみきた けいこ)
声 - 松尾佳子
神北家の長女で宇宙太と同じく第2話から登場。14歳。髪型は赤いリボンで束ねた金髪のポニーテールで瞳は青く、乗馬とアーチェリーが得意。信州の自然の中で育った、大らかでやや気の強い少女。
ザンベースに乗り、ザンボ・エースの支援、ならびに索敵などをこなす。戦闘態勢に入ると生脚にブルマースタイルのパイロットスーツ姿となる。色は緑。第12話では赤の振り袖姿を、第15話では薄緑のビキニ姿も披露している。当初は黒髪でパイロットスーツもピンク色のスカートの設定だったが髪は金髪となり、より女の子らしさをアピールするために戦闘服も変更された。
気丈に振る舞うが、第7話で戦闘を続けていても周囲に理解されずに批判されていたり、第12話で友人たちに責められたりして弱さや脆さを見せる時もあった。具体的な日付は不明だが、第12話でブッチャーと同じ日に誕生日を祝っている。
最終話で勝平に突破口を開かせるべく宇宙太と共にバンドックに特攻し、両親にさよならの言葉を残して短い生涯を終える。

神家

神梅江(じん うめえ)
声 - 武知杜代子[注釈 6]
勝平の祖母。源五郎と花江、どちらの母かは不明。68歳。副総理の野崎は初恋の相手。また、かつて兵左衛門からもらった茶碗を大事にしており、お互い好きあっていたかのような描写もある。浪花節よりロックが好き。気が若く、第10話ではガイゾックの罠に陥った野崎を救うために単身出撃したり、第17話では勝平と共にガイゾックのキャンプに潜入したりして活躍した。勝平らの良き理解者。
第21話で兵左衛門と共にビアルII世でバンドックに特攻、戦死する。その遺影は翌話で地球に送還される花江のカプセルに収められた。
神一太郎(じん いちたろう)
声 - 野島昭生
神家の長男にして勝平の兄。17歳。勝平からは「いちにいちゃん」と呼ばれている。
努力家で慎重派、弟とは全く異なる知的な性格だが、第3話で命令を聞かない弟にチームプレイの大切さを説き、第17話では人間爆弾にされた人々を救えない無力感から激情に駆られていた。戦闘の際はビアルI世のブリッジで指揮を執り、ビアル砲の発砲も担当、第20話では防衛軍兵士にビアルメカのコントロールの指導もした。ビアルやザンボットメカに関して、ファミリー随一の知識を持つ。
最終話でガイゾックが滅びた後もかろうじて生き残ってはいたが、大気圏に突入した勝平を救うためバンドックをビアルI世で支えて落下速度を減速させ、大気摩擦での彼の焼死を防いだ。辛うじて目的は達成したものの、自身はビアルI世と共に大気圏で燃え尽きた。
神源五郎(じん げんごろう)
声 - 岡部政明
第6話から登場して戦列に加わる勝平の父。48歳。網元として神水産を経営している。厳格さと包容力を併せ持ち、初登場回で香月への憤りを隠さない勝平を宥めたり、次の回では勝平と共に周囲への不平不満を漏らす宇宙太、恵子を説得したり、第9話では花江と共に大滝社長救出に向かった勝平を助け上げている。
戦闘面では44マグナムを片腕だけで使いこなす実力者。第6話でメカブースト、エレギンに苦戦した際には勝平にザンボットバスターの使用方法をアドバイスし、第11話では兵左衛門と共にバンドックに肉弾攻撃を仕掛けたり、第14話では同じく兵左衛門と一緒に戦闘中の勝平に代わり、救助を拒絶するアキ一家の救出にも向かっている。第17話では人間爆弾に対してなすすべのない自分達に涙するが、第21話で兵左衛門と梅江が散った後、茫然自失するファミリーに悲しみを堪えてなおバンドック追撃を指示している。
第22話でビアルIII世に乗って妻・花江の盾となり、ガイゾックの守護騎士デスカインとヘルダインに特攻し、戦死[注釈 7]
神花江(じん はなえ)
声 - 川島千代子
勝平の母。35歳。見た目通りに太っ腹な網元の女房。いわゆる肝っ玉母さん。
行動派で、第7話では香月の破壊活動を止めたり、第20話ではビアルのメカに慣れていない防衛軍兵士に助言した。その一方、当初はガイゾックと戦うことを嫌がっており、第9話で瀕死の大滝社長に息子たちに厄介払いを強いるようになった先祖のビアル星人への不満と怒りも漏らしていた。第22話では勝平を除いた神家の人々の中で唯一の帰還を果たし、通信機越しに夫・源五郎との最後の会話を交わした。

神江家

神江大太(かみえ だいた)
声 - 滝雅也
宇宙太の父。48歳。東京で開業医を営む。性格的にはやや気弱で、妻の尻に敷かれている。医師の立場から、負傷者の治療や人間爆弾の把握などにも少なからず役割を果たしている。
最終決戦では兵左衛門と梅江の戦死もあってか、3家族の母親と幼年組、香月とミチに睡眠薬を投与した後、地球へ送還する。地球に落下していくバンドックから勝平を助けるべく「残ったビアルI世でバンドックを減速させる」作戦を提案するというこれまでの気弱さとは打って変わった大胆さと覚悟を見せる。その結果、ビアルI世は降下の際に大気圏摩擦熱で燃え尽き、一太郎、久作と共に命を散らせるが、勝平を救うことに成功する。
神江すみ江(かみえ すみえ)
声 - 加川三起(現・鳳芳野)
宇宙太の母。43歳。良くも悪くも戦いに向いていない人であり、家族を連れて、ビアルII世ともども実家に帰ってしまったこともある。そのことから宇宙太には「幸せな家族だ」と皮肉られたが、最終決戦の最中、地球に送還されることになった際、宇宙太は和行ときいろに「母さんを頼む」と告げていたことから、宇宙太は母のことを心の底から嫌っている訳ではなく、気を遣っていたことが窺える。
第9話での一時離散以降は、ガイゾックとの決戦に備えてビアルメカの操縦訓練を受けたようで、第21話では少々情緒不安定ながらも夫をアシストする形でビアルII世をコントロールして戦闘をサポートし、翌話で地球に送還された後、花江と同じく夫と通信機越しの最後の会話をする。
神江和行(かみえ かずゆき)
声 - 川島千代子
神江家の次男にして宇宙太の弟。10歳。神ファミリー幼年組では最年長で、最終決戦後に神ファミリーの中で勝平以外に生き残った唯一の男性キャラクター。海洋少年団にいた為、行動力があるが、本編ではそういった設定は描かれていない。
第16話ではきいろと公子を連れて小型潜水艇で出撃し、ガイゾックの捕虜にされたこともあるが、宇宙での戦闘では妹と一緒にビアルII世のドッキングをタイミングを合わせて解除し、接合部に命中寸前だったミサイルを回避する殊勲を挙げた。
『20年目のザンボット3』では、ロボットアニメでは無力で足手まといと思われがちな子供たちを活躍させるのは富野ならではの手法と述べられている。
神江きいろ(かみえ きいろ)
声 - 松尾佳子
神江家の長女で宇宙太の妹。8歳。神ファミリー幼年組の中では最年少。もう1人の兄・和行と一緒に行動することが多い。
金田伊功のお気に入りキャラクターでもあるということで、『無敵鋼人ダイターン3』などの他のアニメにも端役として登場している。

神北家

神北兵左衛門(かみきた へいざえもん)
声 - 永井一郎(ナレーションも兼任)
神ファミリーの長老で、恵子の祖父。75歳。大学時代は国連大学に通っていた。第1話から神家の面々と一緒に登場していることもあり誤解されることが多いが、名字から判るように勝平の祖父ではなく、梅江とは夫婦ではない。この点は制作スタッフの間でも誤解があったようで、後述のジェイムス提督は勝平を「兵左衛門の孫」と呼んでいる。また恵子も第21話で戦死した梅江のことを「おばあちゃん…」と漏らしている。
網元として留守がちな源五郎の代わりにビアルI世の発掘を手がけており、後にキングビアル及び神ファミリーの総指揮官となる。ガイゾックとの戦いの陣頭指揮を執り、第11話では源五郎と共に自らバンドックに肉弾攻撃をかけたり、第20話ではザンボットとビアルの設計図を今後の防衛のために政府に提供するなど硬派な一面も見せた。
第21話では梅江とビアルII世に搭乗、香月が教えてくれたバンドックの急所に突入し戦死する。
兵左衛門は予告ナレーションも担当しており、次回予告でサブタイトルを読み上げた後「さて、どう戦い抜くかな?」で締めているが、戦死した回からは「さて、どう戦ってくれるかのう?」に変更された。
DVD-BOXブックレットなど、資料によっては「兵左衛門」と表記されている。『スーパーロボット大戦シリーズ』では参戦当初、神兵左衛門(じん へいざえもん)と記載されていたが、『スーパーロボット大戦Z』で神北兵左衛門に修正され本来の形に落ち着いた。
神北久作(かみきた きゅうさく)
声 - 島田彰
恵子の父。50歳。信州で牧場を経営していた。豪放磊落な性格。第5話で移動式椅子に乗り損ねて息を切らしてビアルIII世のコクピットへ向かったりと、初期には源五郎や大太には無いコミカルな面も見せた。テンガロンハットがトレードマークで、普段でも戦闘中でもその帽子を被っている事が多い。
由美子、公子と共に一時戦線を離れた第12話では恵子を気遣っていた。第22話で由美子と公子をはじめ、ファミリーの女性や子供達を黙って地球へ送り返す際には「せめてもっとましな別れをしたかった・・・」と漏らしている。
最終決戦では一太郎、大太と共に、勝平を救うためビアルI世と共に大気圏突入の摩擦熱で燃え尽きた。
神北由美子(かみきた ゆみこ)
声 - 浦山紀子
恵子の母。45歳。温和そうな見た目とは裏腹に、迷いを見せた娘の自立を促す強い意思も見せる。恵子には誕生日に赤い振り袖を贈っていた。
すみ江と同じく、ビアルの操作訓練を受けたようで、第21話ではメカブースト、ダンガルンの素粒子レーザーに苦しむザンボット3を救うために夫と共にバリアー光線を発射してサポートした。翌話で久作から兵左衛門の遺影を託され、公子と共に地球に送還されたが、花江やすみ江のような夫との最後の会話はなかった。
神北 公子(かみきた きみこ)
声 - 加川三起(現・鳳芳野)
神北家の次女で恵子の妹。9歳。神ファミリーで唯一メガネをかけている。姉とは似ておらず、性格もやや内向的で音楽や読書を好む。その一方、同じ幼年組の和行やきいろと共に無茶をすることもあった。第12話で落ち込んでいた恵子に、母からの言葉を伝えて励ましている。最終決戦の最中に地球に送還された際、恵子から形見としてペンダントを託される。

ビアル星人の末裔と明示されているのは勝平たち孫の世代のみで、親の世代のどちらが(あるいは両方が)そうなのか、3家族以外にビアル星人の末裔が存在するのかについては劇中でも資料でも語られていない。彼らの血縁関係について明記した公式資料は存在しない。

地球の人々

香月組

香月真吾(こうづき しんご)
声 - 古川登志夫
勝平の同級生で、悪友グループ・香月組のリーダー。13歳。勝平のライバルであり、勝平を自分の副官にしたいとも考えている。両親と妹のかおるとの4人家族だが、ガイゾックの侵攻により家を失って避難民となり、第5話では妹を見失い一家は離散してしまう。そのことで神ファミリーを激しく憎み、何度か扇動・妨害行為をしたこともあったが、第13話で「ガイゾックと戦えるのは、地球では神ファミリーだけ」と理解してからは和解し、ファミリーの協力者となる。
ガイゾックの人間爆弾作戦において舎弟たちを喪っていき、第19話で自身も人間爆弾に改造されかけるが周囲の助力に偶然も重なり、バンドックからの脱出に成功し勝平たちと合流。その後は神ファミリーと行動を共にし、バンドックの内部構造とガイゾックの実体を教え、バンドックとガイゾック攻略のヒントを与えた。神ファミリーと共に最後まで戦うことを望んでいたが、3家族の母親と幼年組、ミチと共に睡眠薬を投与され、眠っている隙に脱出カプセルで地球に送還された。最終話では傷つき果てて帰還した勝平をミチと共にいち早く迎えに来て、勝平への心情を口にした。
黒人と日本人のハーフであることで不良となったとの初期設定があるが、作中では触れられていない。
林(はやし)
声 - 井上和彦
香月組の一員。香月組もリーダーの香月と同じくガイゾックの侵攻により難民となる。林は浜本同様に第17話においてガイゾックの難民キャンプで人間爆弾にされてしまうが、ガイゾックが誤って改造済みの林を輸送艇に収容しようとした最中に爆発時間を迎え、香月や浜本の目の前で爆死した。
林の爆死とガイゾック兵たちの「背中の手術痕をいちいち確認するわけにもいかない」との会話から、背中の星型のアザ=人間爆弾の印」であることが地球人と神ファミリーに知られることとなった。
岩本[注釈 8] 健太(いわもと けんた)
声 - 戸谷公次
香月組の一員。ガイゾックの捕虜になるも、香月たちの手引きもあって脱出に成功。飢えと過労に悩まされながらも、神ファミリーと合流しガイゾックの収容所の情報を伝える。
脱出時に走行しているトラックの下半分にしがみついてじっと耐える、新聞から情報を得てキングビアルの甲板まで手漕ぎボートで辿り着くなど、香月が連絡役を任せただけあってかなりの行動力を持つ。香月組の数少ない生き残りだが、香月のように神ファミリーと行動を共にはしなかった。
浜本(はまもと)
声 - 石丸博也(第13話)→水島裕(第17話)[注釈 9]
香月組の一員。第17話においてガイゾックの難民キャンプで林同様に人間爆弾にされてしまう。林の死後、勝平たちに別れを告げて、同じように人間爆弾にされた人々と共に爆死を受け入れようとするが、死の恐怖に耐えられず、既に亡き両親に助けを求め列を離れるが、大人たちに取り押さえられた状態から爆死。勝平は泣きながら浜本に謝罪した。
山田(やまだ)
声 - 竜田直樹(現・龍田直樹)(第3話)→ 田中崇(現・銀河万丈)(第17話)
香月組の一員。第17話でガイゾックに捕らえられた後、第18話でアキや他の捕虜たちと共にガイゾックの囮作戦に使われる。アキと違い、囮用の救助船がメカ・ブーストの攻撃を受けた際、海に投げ出され死亡した。

ブスペア

作中でよく呼ばれた「ブス二人」という意味。

アキ
声 - 川島千代子
「ブスペア」の一人。12歳。白のミニスカート姿で、パンチラやバストアップのサービスカットも時々あった。当初はミチと共に勝平に親衛隊と呼ばれていたが、ガイゾック侵攻による生活基盤の喪失と病の床に伏せった母などの鬱憤の矛先を勝平に向けてしまうが、第14話で和解を果たした。
第18話でガイゾックによって人間爆弾に改造され勝平に救助されるものの、キングビアルの勝平の部屋で自身の異変に気付かないまま勝平の叫びも虚しく、部屋で爆発して儚い最期を遂げる[注釈 10]。その後、アキが最期を迎えた勝平の部屋は残骸となったことから外され、遺体のないアキの棺代わりとして水葬された。
ミチ
声 - 加川三起(現・鳳芳野)
「ブスペア」の一人。12歳。紫色のジャケットにオレンジ色のショートパンツを着用。ガイゾック侵攻で以前の生活を失ったことからアキ同様に勝平を憎んでしまうが、第14話で和解。アキと共にザンボエース用のスカーフを贈る。
第18話ではアキ同様にガイゾックの捕虜にされてしまうが、バンドック内で再会した香月の計らいによって人間爆弾にされる前にバンドックから脱出に成功。神ファミリーに保護され、香月も捕虜になっていることを知らせ、自身はアキの死を知らされた。その後は神ファミリーと行動を共にするが、第22話で地球に送り帰された。最終話では「勝平が帰ってくる場所は故郷の駿河湾のはず」という勘に従い、香月と共に駿河湾で勝平を発見。生還を果たしながらも恐怖と寒さに震えて眠る勝平を膝枕で温めて落ち着かせた。

その他

警察署長
声 - 池田勝
第1話・第2話に登場。彼が勝平の名を覚えていることから、勝平が札付きのワルと見なされていることを視聴者に知らせたり、ザンボ・エースを道路交通法上でどう見るかなどと語ったりしている。最終話に再登場し、花江らをクライマックスの場へと誘っている。
富野は彼を「ラストシーンにとても気をつけて置いた」とのこと。事実、原画では、勝平・香月・ミチ、花江・すみ江・由美子、和行・きいろ・公子ら神ファミリーの関係者以外で唯一明確に指定がされており、立ち位置も花江の隣である。他の群集については「人々は適当に」とのみ書かれている。富野からは「戦いに関わりもしないくせに、しっかりと生き延びて、全てが終わってからヌケヌケと出てくる嫌な奴」と評されている[16]
香月かおる(こうづき かおる)
声 - 松原雅子(第4・5話)
香月真吾の妹。兄のように勝平を憎んではおらず、第4話で助けられた時には感謝していたが、翌話のザンボット3とメカブーストの戦闘の余波によって兄と離れ離れになってしまい、そのまま互いの安否も判らぬまま音信不通となっていた。
第22話に再登場した時、故郷静岡駿河湾のキャンプに居て両親も健在だった。夜空の流れ星に兄の生存を信じて再会できることを願っていたが、その流れ星こそ地球に送還された兄たちが乗るカプセルだった。
野崎(のざき)
声 - 清川元夢(第10話)→石森達幸(第20話)
第10話・第20話に登場。日本政府の副総理。東京に出現したバンドックに和平使節団の一人として派遣されるが、ブッチャーの罠にはまり「人間狩りゲーム」の標的とされた政府要人たちは次々と殺されて行く中、最後に残り、危機一髪で難を逃れ神ファミリーに救出される。第20話では、防衛軍の部隊を率いてキングビアルとザンボット3の借用の交渉に当たる。これは拒絶され、配下の部隊長が強引に接収するが、最終的には実戦経験の豊富な神ファミリーの戦闘力の高さを認め、全てを彼らに任せる。
梅江の初恋の相手でもあり、心情的には神ファミリーの理解者だが、立場上は「現状認識の欠如した政府当局」の代表とならざるを得ず、板ばさみとなる。

ゲストキャラクター

神主
声 - 田中崇(現・銀河万丈)
剣道の奉納試合が行われた神社の神主。審査員たちが勝平の参戦を嫌がる中、神主は特に何も言わなかった。
政吉(まさきち)
声 - 田口昂(第14話)
アキの父親で、第4話では駿河湾を避難する人々に混じり、街が破壊された原因を神ファミリーのせいと決めつけ、勝平に「アキと口を利くな!」と罵っていた。北海道の札幌の避難民キャンプにて、妻・和子が負傷したことで神ファミリーをより憎むが、ビアルI世に一時避難し、和子の言葉で考えを改める。
大吉(だいきち)、松五郎(まつごろう)
声 - 龍田直樹(松五郎)
源五郎の仕事仲間。源五郎を慕っているが、彼が大勢の人々に取り囲まれると逃げ出した。
大滝(おおたき)社長
声 - 渡部猛
第9話に登場。ガイゾック襲撃の時、兵左衛門から鉄鋼資材を提供するよう頼まれていたが、当初は他の一般人同様に神ファミリーを毛嫌いし、勝平も足蹴にしていた。
しかし、メカ・ブースト、アモンスガーに自らの財産である資材を積んだ船を襲われ、船員は全員死亡、自分だけは辛うじて生き延びたが、重度の凍傷で瀕死となってしまう。しかし、勝平に助けられ、神ファミリーの命がけの戦いを見て感動し、資材を提供する旨をほのめかして息を引き取る。神ファミリーの戦いに理解を示した最初の人物となった。
安西(あんざい)外相
声 - 加藤正之
第10話に出演した日本政府外務大臣。野崎と共に和平使節団の一員としてバンドックに乗りこむが、ブッチャーの罠により、人間狩りの標的にされて無残な死を遂げる。
信一(しんいち)、吉雄(よしお)、ひろみ
声 - 横尾三郎(信一)、水島裕(吉雄)、間嶋里美(ひろみ)
信州での恵子の親友たちで、第12話に登場。ガイゾック襲撃前には恵子と楽しく過ごしていたが、ガイゾックの攻撃で両親を失い、その原因を神ファミリーのせいだと思いこみ、再会した恵子に対し、「人殺し」と罵ってしまう。しかし、負傷したひろみを体を張って助ける恵子を見て3人とも憎しみを氷解させ、恵子を応援して見送った。
チーコ
声 - 松島みのり
第13話にて香月が保護し共に連れていた少女。メカ・ブーストとザンボット3の戦いに巻き込まれた両親が犠牲になったことがトラウマとなって言葉を話せなくなり、巨大ロボットを怖がるようになっていた。虫捕りが趣味。
彼女をそんな目に遭わせたことと戦闘で犠牲となる人々を目の当たりにした勝平は一時戦意を失いかけるが、香月との乱闘の最中にチーコは言葉を取り戻した。そして歩み寄りし始めた香月にハッパをかけられた勝平は戦いに赴く。その後チーコは祖父母の元へ預けられ、恐怖の対象だった巨大ロボ、ザンボ・エースと虫捕りに興じる。
和子(かずこ)
声 - 戸部光代
アキの母親で第14話に登場。ガイゾックの攻撃で負傷し、札幌の病院に収容されていたが、一時避難民キャンプの家族の元に戻っていた。神ファミリーからの救援を渋っていたアキに対し、「勝平さんを本当に敵だと思っているのかい?」と説得し、一時ビアルI世に避難した。
B.ジェイムス
声 - 加藤修
第15話で国連防衛軍からの要請で神ファミリーに支援物資を運ぶ指揮を執った艦隊司令官。兵左衛門とは国連大学での同級生だったが、実戦経験は全く無く、ガイゾックに一敗地にまみれていた。
船団による海上輸送をメカブースト、デスカメルに襲われ、神ファミリーの協力を断り、勝ち目の無い無謀な戦いを仕掛けていたように見えたが輸送船団は囮であり、本命の潜水艦による隠密補給を察知されないよう自らを犠牲にした作戦だったことが判明する。
輸送作戦が成功した後、デスカメルに特攻を仕掛けて戦死。死に際に兵左衛門に「君達は必ず勝つ!勝平のような元気のいい少年がいる限り地球は滅びはせん!!」と檄を飛ばす。
男A、B、C
声 - 山田俊司(現・キートン山田)(A)、石森達幸(B)、田中崇(C)
第19話でバンドックに囚われていた囚人たち。男Aは眼鏡をかけており、人間爆弾にされる恐怖から「もう一度お日様が見たいんだよ!!」と嘆いていた。
男Bは目鼻が整った顔立ちで、既に人間爆弾に改造されていた。
男Cはコンピューター技師で、同じく既に人間爆弾に改造されていたものの、手術の際の起爆の仕組みが判り、自ら自爆用スイッチを使って、自分の好きな時に自爆しようとしていた。そしてキング・ビアルとザンボット3の攻撃によって生じたバンドック内の混乱に乗じて兵士たちを道連れに自爆し、香月たちに脱出口を作った。
防衛軍隊長
声 - 加藤正之
第20話で登場した国際防衛軍の戦闘指揮官の隊長で、政府の命令により神ファミリーの言い分も聴かずにキング・ビアルを強制的に接収しようとするが、ガイゾックとの実戦経験不足によって苦戦を余儀なくされ、結局兵左衛門の言葉に従って、戦闘指揮権を神ファミリーに任せることになる。
鶴井(つるい)、湯島(ゆしま)、草原(くさはら)
声 - 岡田道郎(鶴井)、島田彰(湯島)、田中崇(草原)
防衛軍の選り抜きパイロットで、実戦シミュレーターを体験済み。第20話で鶴井がザンバード(ザンボ・エース)、湯島がザンブル、草原がザンベースに搭乗するが、実戦経験不足から再生メカブースト、ガルチャック相手に苦戦を強いられ、正規パイロットの勝平、宇宙太、恵子に席を譲る事になる。

ガイゾック

キラーザ・ブッチャー[注釈 11]
声 - 島田彰
ガイゾックの司令官。地球人を殺すことを快楽とする残忍で悪辣、冷酷さに滑稽さも併せ持った巨漢。かつては痩せた惑星にいた蛮族の出身で、ガイゾックに拾われてからは全身を機械に置き換えられたサイボーグであることが終盤で明らかになる。額からは光線も発射する。
よく「ホーッホッホッホッ…」と高笑いしながら骨付き肉をしゃぶっている。人類を殺戮することを楽しむ一方、地球文化に興味を持ち、それを曲解した娯楽に興じる。部下達には蛮刀を振るって脅すが、自身の支配者であるガイゾックには怖れと怯えを隠さない。
最終決戦の際には自ら戦うことに恐れをなしていたが、勝平たちの前に姿を現した際には「覚悟などとうにできている」と宣言した。死の直前には勝平たちに戦う意味を問い、その空しさを看破した。一人称は「ワシ」が基本だがガイゾックの前では「私」になり、さらに敬語を使う。
ネーミングの由来は当時人気があった悪役レスラーキラー・トーア・カマタアブドーラ・ザ・ブッチャー。命名者である高千穂遙が、安彦良和にアブドーラ・ザ・ブッチャーの写真を参考にキャラデザインを進めさせた。
ギッザー
声 - 永井一郎
ガイゾックの作戦士官。大柄で、顔には数多くの傷痕がある。前線で作戦の指揮をとることが多い。頭はそれ程優れているわけでもなく、その慢心が仇になって失敗することも多い。
バレター
声 - 古川登志夫
ガイゾックの武器士官。痩せ型。ブッチャーに攻撃作戦を助言。一応頭脳派だが、そそっかしい性格。前線指揮をとることもある。話によって声色が極端に変わることがある。第16話ではメカ・ブースト、ブウボンを操縦している。
ズブター
声 - 野島昭生
ガイゾックの技術士官。小柄な体格でメカ・ブーストの製造を担当、ギッザーとは意見が合わない描写が見られた。
なお、彼ら三幹部は最終決戦が開始された第21話にて、初めて勢揃いする。その後の第22話ではガイゾック側キャラはブッチャーしか登場していないため、その去就は不明だが、第21話でブッチャーが青竜刀を手に彼らを「今度失敗したら(どうなるか)わかっとるな!?」と脅しているシーンがある。
その他
ガイゾック側のキャラクターとして第7話に登場したアクセサリーデザイナーや、第19話での人間爆弾改造手術を行う医師の他、ガイゾック兵士たちが多数登場する。垂れ下がった大きな耳と青白い肌色(幹部のみ。兵士は普通の肌色)が特徴で、合言葉は「ギョイ・ブッチャー」。「ギョイ」は「御意」の意味である。地球人に変装する際は耳隠しとファンデーションを使用する。
ガイゾック
声 - 渡部猛
物語の黒幕。ブッチャーをサイボーグ化し地球人の抹殺を託していた。作戦に失敗したブッチャーに電撃で制裁を加える。ブッチャーの前に登場するときは巨大な目玉のような姿だが、本体は巨大なのような形状である。その正体はガイゾック星人が宇宙の静かな平和を破壊しようとする悪い考えを持つ知的生命体を滅ぼすために作った「コンピュータードール第8号」で、200年前にビアル星人の考えに反応してこれを滅ぼした後眠りについたが、それから200年後に地球人の存在を感知し再び目覚めることとなる。
最終決戦で神ファミリーの前に立ちはだかり、勝平に内部へ侵入され自身の敗北を認め、勝平に自身の存在理由と目的、さらに家族や友を犠牲にしてまで悪意だらけの地球人を守る意味を問うた末に爆発して果てる。衝撃を受けて動揺する勝平は泣きながら「そんなことはない!(地球人は)みんな良い人ばかりだ!」、「俺たちの地球だ!(地球は俺たちが)守らなければいけないんだ!」と反論するが、それ以上の抗弁はできなかった。

注釈

  1. ^ クローバーはいわゆるファブレス企業で商品企画のみを行い、商品の設計や生産は沼本が転職したタカラの子会社が請け負っていた。
  2. ^ 勝平の父・源五郎は遠洋漁業に出ていたが、第6話で焼津に帰港する[15]
  3. ^ スーパーロボット大戦シリーズ」で声を担当。
  4. ^ 第10話 - 14話で一時的に担当。また、『スーパーロボット大戦Z』以降の「スーパーロボット大戦シリーズ」で声を担当。
  5. ^ スーパーロボット大戦IMPACT』と『スーパーロボット大戦A PORTABLE』で声を担当。
  6. ^ (第4話までは旧芸名の武智豊子で出演。
  7. ^ 普段の源五郎の目は細く小さめに描かれていたが、第22話で特攻するシーンでは、目が大きくなり、普段の顔とは違うタッチで描かれている。
  8. ^ 第3話での奉納試合での名前表記
  9. ^ 第17話のエンディングのテロップでは、健太と浜本のキャストが誤って逆に表記されていた。
  10. ^ キング・ビアル内の勝平の部屋で起きたアキの爆発はシャッター閉鎖により最低限の被害で済んだ。アキの死が信じられない勝平は甲板に上がった際、アキに貸したパジャマの切れはしを手にしたことでアキの死を受け入れた。
  11. ^ エンディング・クレジットならびに公式サイト表記による。関連書籍やテキスト媒体など各種記事では、基本的にキラー・ザ・ブッチャーとされることが多い。
  12. ^ ロマンアルバム等に収録されている設定書からすると額の三日月の頂点までを合わせて60メートルである。メカ・ブーストのガルンゲの体重が20万トンであるという一太郎の台詞があり、この設定が制作時にも残っていたらしい形跡がある。
  13. ^ アニメージュ「スタジオぬえ デザインノート」で、宮武が「ムチャな設定」と振り返っている。
  14. ^ ザンボット3に乗る3人、およびキングビアル乗員が着る戦闘服のデザインは、やはり安彦が挿絵を手がけたクラッシャージョウシリーズでの万能服「クラッシュジャケット」のデザインに流用されていると、安彦自身がムックなどで明言している。
  15. ^ ザンボット3の変形合体パターンは大河原邦男と平山良二が原案、武器類やキングビアル、ダンガルン等の設定はスタジオぬえの宮武一貴らが担当、バンドックのデザインは大河原邦男だったようである。なお、デザインに当たって高千穂遥が私蔵の武器を持ち出して使い方を演じて見せ、参考にしたという(DVD-BOXブックレット掲載のインタビューより抜粋)。
  16. ^ 制作局と同時ネット。
  17. ^ 勝平は香月とケンカを行い、宇宙太は東大を目指す受験生となり、恵子は普通の中学生として日々を過ごしていた。

出典

  1. ^ ブレインナビ 『ザンボット3・ダイターン3大全』 双葉社、2003年、109頁
  2. ^ http://moura.jp/clickjapan/robot/206/content02.html
  3. ^ ファミリーコンピュータMagazine徳間書店 1995年6月30日号特別付録 「バトルロボット烈伝 最強キャラクタファイル」 50頁。
  4. ^ 「アニメ大国の肖像 (53)」東京新聞 2006年12月14日夕刊、中日新聞東京本社、2006年。
  5. ^ Web現代「ガンダム者」取材班編集「第5章 企画 飯塚正夫 《後発の戦い方》」『ガンダム者 ガンダムを創った男たち』講談社、2002年10月9日、ISBN 4-06-330181-8、251頁。
  6. ^ ブレインナビ 『ザンボット3・ダイターン3大全』 双葉社、2003年、18-20頁。
  7. ^ 掛尾良夫 編「ロングインタビュー 安彦良和」『動画王』 VOL.7、キネマ旬報社〈キネ旬ムック〉、1998年12月25日、171-172頁。ISBN 4-87376-507-2 
  8. ^ TARKUS編「Chapter:1 ガンダムビッグ・バンへの道 証言2 沼本清海」『ガンプラ・ジェネレーション』講談社、1999年4月14日、ISBN 4-06-330074-9、36頁。
  9. ^ マツコ&有吉の怒り新党|2012/09/26(水)23:15放送 (1) - TVでた蔵
  10. ^ マツコ&有吉の怒り新党|2012/09/26(水)23:15放送 (2) - TVでた蔵
  11. ^ 俳優・上川隆也、アニメ愛を語る!イチオシ「ザンボット」の結末とは? - IRORIO
  12. ^ 「GANTZ」連載13年でついに完結、戦いの結末を目撃せよ - コミックナタリー
  13. ^ 有名人が初めて話します!とっておきランキング ここでしか聞けないヒミツの話30連発 - フジテレビ
  14. ^ 【エンタがビタミン♪】市川紗椰の『ラストが切なすぎるアニメ ベスト3』に騒然「2位でやめて…」 - Techinsight
  15. ^ 第6話「父が帰ってきた日」”. 『無敵超人ザンボット3』公式サイト. 2020年8月7日閲覧。
  16. ^ 氷川竜介「第5章 アニメの覚醒--富野監督語録とオタク元年--」『20年目のザンボット3』太田出版、1997年8月13日、ISBN 4-87233-333-0、188-189頁。
  17. ^ 竹書房 『サンライズ・ロボット・コンプリートファイル スーパーロボット編』21頁
  18. ^ 東奥日報 1978年3月ラジオ欄。
  19. ^ 河北新報』1980年8月1日 - 8月29日付朝刊、テレビ欄。
  20. ^ 日刊スポーツ』1977年10月14日付朝刊、テレビ欄。
  21. ^ 福島民報』1977年10月7日 - 10月28日付朝刊、テレビ欄。
  22. ^ 『福島民報』1980年4月2日 - 9月3日付朝刊、テレビ欄。
  23. ^ 『北日本新聞』1978年3月6日 - 3月10日付各朝刊テレビ欄より
  24. ^ 北日本新聞』1978年1月27日付朝刊テレビ欄より
  25. ^ 北國新聞』1979年8月20日 - 8月24日付各朝刊、テレビ欄。
  26. ^ a b c 山陽新聞 1978年3月テレビ欄。
  27. ^ 『無敵超人ザンボット3 メモリアルボックス』 解説書より






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