国鉄タム9600形貨車
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運用の変遷
鶴見線の鶴見川口駅(横浜市鶴見区)に常備され、近傍の東京瓦斯横浜工場から日立市までの LNG 輸送に用いられた。爾後、大都市圏への都市ガス供給手段はパイプライン敷設に漸次移行[5]したことから、本形式は4両で製作を終了した。貨物駅統合に伴い、1983年(昭和58年)に常備駅を近隣の浅野駅に変更して引き続き同区間での輸送に用いられたが、輸送終了に伴いJR移行直前の1987年(昭和62年)1月12日に4両全車が車籍除外となった。
日本国内における LNG の鉄道輸送は、日本貨物鉄道(JR貨物)が2000年(平成12年)3月から 金沢貨物ターミナル - 新潟貨物ターミナル間で輸送を再開[6]している。これは専用の ISO 規格コンテナ[7]を用いたコンテナ貨物列車によるもので、2003年(平成15年)10月からは苫小牧 - 北旭川・新富士などの区間でも開始[8]されている。
脚注
参考文献
- 電気車研究会 『鉄道ピクトリアル』
- 郡山 義澄 「私有貨車の制度と現状」 1977年4月号 No.332 pp.40, 46 - 49
- 日本貨物鉄道貨物鉄道百三十年史編纂委員会 『貨物鉄道百三十年史』 日本貨物鉄道 2007年
- 貨車技術発達史編纂委員会 『日本の貨車 - 技術発達史 - 』 社団法人 日本鉄道車輌工業会 2009年
関連項目
- ^ タキ25000形は、従前の高圧ガスタンク車が装備していた保冷キセ(ジャケット)・タンク内部の波除け板を廃止して軽量化を実現した。
- ^ 『化成品貨物異常時応急処理ハンドブック』 日本貨物鉄道 2002年
- ^ a b 本形式製作当時の JIS 規格に基づく種類記号であり、後年に各々 SUS304L, SM400 に種類記号が変更されている。
- ^ 『日本の貨車』 第1編3.2 pp.158 - 159
- ^ 『百三十年史』下巻 第2章第2節 p440
- ^ 『百三十年史』中巻 第2章第1節 p364
- ^ 30 ft タンクコンテナで、UT24C形・UT26C形の各形式がある。
- ^ 『百三十年史』中巻 第2章第1節 pp.371 - 372
固有名詞の分類
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