三菱・eK
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3代目(2013年-2019年)B11W型
三菱・eKワゴン(3代目) 三菱・eKカスタム B11W型 | |
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2013年6月販売型 G (2013年6月 - 2014年6月) | |
2015年10月改良型 M e-Assist Plus Edition (2015年10月 -2019年3月 ) | |
概要 | |
製造国 | 日本(岡山県倉敷市) |
販売期間 | 2013年6月6日-2019年3月28日 |
設計統括 | 秋田義雄(プロダクトエグゼクティブ) |
デザイン | 松延浩明(エキスパートデザイナー) |
ボディ | |
乗車定員 | 4人 |
ボディタイプ | 5ドア軽トールワゴン |
駆動方式 | 前輪駆動/四輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン | 3B20型 直3 DOHC12V MIVEC 659cc |
変速機 | INVECS-III CVT |
サスペンション | |
サス前 | マクファーソンストラット |
サス後 | 3リンクコイル |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,430 mm |
全長 | 3,395 mm |
全幅 | 1,475 mm |
全高 | 1,620 mm |
車両重量 | 820kg - 900 kg |
その他 | |
プラットフォームを共用する車種 | 日産・デイズ |
年表
- 2013年3月8日 - 日産自動車と日本国内での軽自動車事業に関わる合弁会社として設立したNMKVが両社向けに商品企画・開発を行った新型軽自動車のエクステリアデザインを公表[7]。
- 2013年4月18日 - 予約注文の受付を開始[8]。
- 2013年5月20日 - 水島製作所でオフライン式を実施[9]。
- 2013年6月4日 - eKとデイズのハイマウントストップランプに不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た[10]。
- 2013年6月6日 - 公式発表・販売開始[11]。キャッチフレーズはワゴンが「ウツクシeK」、カスタムが「カッコeK」で、CMキャラクターはワゴンは井川遥、カスタムが佐藤健。ワゴンのCMソングはさかいゆう「薔薇とローズ」。
- 先代から全高70mm、ホイールベースを90mmそれぞれ拡大してトールワゴンに転換。前席と後席のスペースも107mm拡大され、後席での快適性も高められた。
- エンジンはi用のMIVECエンジン「3B20型」をベースにフリクション低減や燃費改善などを行った新世代のものに置換されたほか、三菱製の軽自動車では初となる副変速機構付CVT「INVECS-III CVT」[注 9]を搭載し、eKワゴン「E」・eKカスタム「T」を除く2WD車に減速時(約13km/L以下)からエンジンを自動停止するコーストストップ機能付オートストップ&ゴー(AS&G)[注 10]を採用。ターボチャージャーはこれまでの三菱重工業製の「TD」シリーズからより軽量なIHI製の「RHF25」型に切り替えられた[12]。さらに、高張力鋼板の採用拡大や空気抵抗を低減するバンパーの採用などで燃費を大幅に向上したことで、NA車はAS&Gの有無や駆動方式を問わず「平成27年度燃費基準+20%」を達成。ターボ車でも2WD車は「平成27年度燃費基準+10%」、4WD車は「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成した。
- サイドのデザインは「トリプルアローズライン」を採用しており、フロントグリル中央に配したスリーダイヤを起点にヘッドランプからフロントフェンダーに配した上部ライン、フロントバンパーからL字型リアランプに配した中央のライン、ハイライトのアクセントをつけたボディ下部に配したラインによってボディ全体に抑揚を効かせ、これまでの軽自動車にはなかった立体的で上質感のあるデザインとした。装備面ではeKワゴン「E」を除く全車で軽自動車初となるタッチパネル式のオートエアコンや三菱製軽自動車初となる99%UVカットガラス(フロントドアガラス)を採用したほか、一部のグレードにはシフトレバーを「R」に入れるとルームミラーに内蔵したモニターから車両後方の映像が確認できるリヤビューモニター付ルームミラー、急勾配での坂道発進時にブレーキペダルからアクセルペダルに踏み換える間の最大約2秒間ブレーキ状態を保持するヒルスタートアシスト、キーを身に着けていればドアゲートやテールゲートのスイッチを押すだけで開錠・施錠ができ、さらに、エンジンスイッチを押すだけでエンジン始動・停止もできるエンジンスイッチ+キーレスオペレーションシステムも装備した[注 11]。先代にあったスライドドア仕様車は、派生モデルのeKスペース全車に両側スライドドアを採用する形で未設定。エクステリアは日産とデザインコンペで争った結果、三菱案が採用され、その案をベースにNMKVが三菱向けに仕上げている。
- グレード体系は、eKワゴンでは新設の2WD専用廉価グレード「E」、基本グレード「M」、上級グレード「G」、eKカスタムは2WD専用基本グレード「M」、上級グレード「G」、ターボ車「T」の各3グレードずつ、計6グレードを用意する。ボディカラーは新色となる「チェリーブラウンパール(オプションカラー)」、「ブリリアントターコイズメタリック」、「パープリッシュネイビーパール(オプションカラー)」を含む8色を設定する。
- 全高が高められたため、一般的な機械式立体駐車場(高さ制限1,550mm)への入庫が不可能となり、本車デビュー当時から2017年3月現在まで生産されている三菱製軽自動車で機械式立体駐車場に入庫可能な車種は消滅した。併せて、eKシリーズのフルモデルチェンジに合わせて軽自動車のラインナップ集約を行い、iとトッポが生産を終了した(在庫分は同年9月27日まで販売された)。これにより、軽商用車のミニキャブ(ガソリン車のみ2014年2月27日をもって自社生産分の新車販売を終了)との2本体制となる。
- 2013年7月8日 - 発売から約1ヵ月後の7月7日時点で、販売目標台数の5,000台/月の3.6倍に相当する18,000台を受注したことを発表。eKワゴンとeKカスタムの比率は半数ずつ、eKワゴンは基本グレードの「M」が一番人気で、eKワゴン全体の半数(2WD車38%、4WD車12%)を占める。一方、eKカスタムはeK全体でも唯一のターボ車「T」が一番人気となっている[13]。
- 2013年10月17日 - 福祉車両「ハーティラン」シリーズの新ラインナップとして、eKワゴンに「助手席回転シート仕様車」と「助手席ムービングシート仕様車」を設定[14]。
- 共通装備としてシート組み込み式のフットレストと着座姿勢を支える胸部固定ベルトを装備。また、前席はセパレートタイプのシートとなる。前者は簡単な手動操作で助手席を外側に55度回転させることで車両への乗り降りをサポート。後者は電動で助手席を外側に95度回転し、スライドダウンさせることでより一層乗り降りをしやすくしたほか、リモコンスイッチ、シート組み込み式アームレスト、車いす固定用ゴムネットを追加装備した。
- 2014年6月24日 - 一部改良[15]。
- NA・2WDのAS&G搭載車に減速時の運動エネルギーを利用して発電し、発電した電力をニッケル水素電池に蓄えて電装品に供給する「アシストバッテリー」を新たに搭載し、JC08モード燃費を30.0km/Lに向上。併せて、NA車はCVTの仕様を最適化し、エンジンの吸気ダクトを改良したことで動力性能も向上した。
- ボディカラーは新たに「レッドメタリック」と「ショコラブラウンパール(eKカスタム専用色、オプションカラー)」を追加。eKワゴンは「M」・「G」にブラック内装のオプション設定(タコメーターを含めた他の装備とのセットオプション)が追加されたほか、全グレードのアンテナをeKカスタムと同じルーフアンテナに変更。「E」はメーカーオプションだったリアワイパーが標準装備され、手動格納式だったドアミラーが電動格納式に変更。「G」は電動格納式リモコンドアミラー(カラード)にLEDサイドターンランプを追加した。eKカスタムは「G」・「T」にマルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付)のオプション設定を追加した。eKカスタムのフォグランプ周囲にメッキ加飾を追加。
- 2014年12月4日 - 新グレードとして、eKワゴンに「E e-Assist」・「M e-Assist」・「G e-Assist」、eKカスタムに「M e-Assist」・「G e-Assist」・「T e-Assist」を追加[16]。
- 「e-Assist」は、約5km/h〜約30km/hの低速走行時にレーザーレーダーで前方の車両を検知し、衝突の危険がある時にはブザー音とメーター内の警告灯で注意喚起し、自動ブレーキで衝突の回避あるいは衝突被害の軽減を図る低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM-City)、停車時から約10km/h以下の走行時にレーザーレーダーが前方約4m以内に障害物や車両が検知している状態で踏み間違いなどの操作ミスでアクセルペダルをすばやく強く踏み込んだ時にブザー音とメーター内の警告灯で注意喚起すると同時に、エンジン出力を抑制して発進を緩やかにすることで衝突被害の軽減を図る誤発進抑制機能の2点で構成されており、同時に、アクティブスタビリティコントロール(ASC)とフロントスタビライザーも標準装備されるほか、eKワゴン「E e-Assist」とeKカスタム「T e-Assist」ではヒルスタートアシストとブレーキアシストも標準装備される。
- 2015年10月22日 - マイナーチェンジ[17]。
- 「G」およびeKカスタム「T」の「e-Assist」搭載グレードにおいて、新たに、軽自動車で初採用(同時にデイズにも採用)となるオートマチックハイビーム、オートライトコントロール、マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付)を追加し、グレード名を「G Safety Package」および「T Safety Package」に改名。「T Safety Package」はeKワゴンにも拡大設定された。一方で、eKワゴンの「E e-Assist」とeKカスタムの「T」を廃止した。
- 外観は共通でアルミホイール装着車は8本スポークの14インチアルミホイールを採用するとともに、リアコンビランプをLED化。eKワゴンはフロントバンパーのデザインを変更し、アッパーグリル幅を上下に拡大するとともに、左右下部にガーニッシュを追加。「G」系と「T Safety Package」はヘッドライトをディスチャージヘッドライト(光軸自動調整機構付)に変更した。ボディカラーを見直し、「チェリーブラウンパール(オプションカラー)」・「パープリッシュネイビーパール(オプションカラー、eKカスタム専用色に移行)」・「ブリリアントターコイズパール」を廃止する替わりに、「ポピーレッドメタリック」・「ウォーターブルーメタリック」・「シトラスイエローソリッド」を新設定した。内装は共通でセンターパネル下にセンターオープントレーを追加したほか、eKワゴンはシート生地をスエード調トリコット生地に替え、ブラウンと明るいアイボリーの2トーン仕様に変更するとともに、「E」と「M」はスピードメーターのデザインを変更。eKカスタムはパワーウィンドウスイッチパネルにメッキ調ラインモール加飾を追加し、「T Safety Package」はステアリングホイールをピアノブラックと左右のメッキモールで構成した新デザインに変更した。
- 燃費性能も向上し、NAエンジン車は「E」を除く全車で電子制御サーモスタッドの採用やCVT制御の見直しを行ったほか、4WD車とターボ車「T Safety Package」にはオートストップ&ゴー(コーストストップ機能付)やアシストバッテリーを新搭載したことで全車で燃費を向上し、NA・4WD車と「T Safety Package」の2WD車は「平成32年度燃費基準+10%」、「T Safety Package」の4WD車も平成32年度燃費基準をそれぞれ達成した。併せて、ショックアブソーバーの減衰力とEPS制御を最適化したことで、乗り心地やパワーステアリングの取り回し性を向上。フロントウィンドシールドとフロントドアにはIRカット機能を追加した。さらに、一部グレードは装備内容が充実し、eKワゴン「E」はこれまでメーカーオプション設定だった電動格納式リモコンドアミラー(カラード)、ラゲッジルームランプ、リバース連動リアオートワイパー&ウォッシャーが、eKカスタム「G(Safety Packageを含む)」と「T Safety Package」はこれまでメーカーオプション設定だったステアリングオーディオリモコンスイッチとツィーターをそれぞれ標準装備化した。
- 2016年4月20日 - eKシリーズの燃費に偽装があり、実際よりも良い数値を届け出していた旨を発表。これにより、当分の間、eKシリーズ(日産自動車のデイズシリーズも含む)の製造及び販売を停止。同時にeKシリーズのホームページも一時閉鎖される。
- 2016年6月21日 - 国土交通省による再確認結果を公表。燃費が再測定車種最大で16%乖離していた反面、排ガス値や保安基準などは国の基準を満たしていたことが明らかになった。
- 国交省は、三菱自動車に対し燃費の修正指示を指示。ekシリーズ全車種の型式指定の取り消しは行われないことになった[18][19]。それを受けて、三菱自動車は燃費を修正した[20]。
- 燃費修正に伴い燃費基準ラベルが変更され、現行モデル(2015年10月マイナーチェンジモデル)では、eKワゴンの「M(e-Assistを含む)」と「G(Safety Packageを含む)」の2WD車、eKカスタムの「G(Safety Packageを含む)」の2WD車と「M」は平成32年度燃費基準達成、eKワゴン「T Safety Package」の2WD車と「E」、eKカスタムの「T Safety Package」の2WD車は「平成27年度燃費基準+10%」達成、eKワゴンの「M(e-Assistを含む)」と「G(Safety Packageを含む)」の4WD車、eKカスタムの「G(Safety Packageを含む)」の4WD車は「平成27年度燃費基準+5%」達成、eKワゴン・eKカスタム「T Safety Package」の4WD車は平成27年度燃費基準達成となった。
- 2016年7月4日 - 注文受付及び生産・販売を順次再開[21]。
- 2017年1月26日 - 一部改良[22]。
- ボディカラーのラインナップを見直し、eKワゴンは「サクラピンクメタリック」と入れ替えで「コーラルピンクマイカ」を追加、eKカスタムは「ショコラブラウンパール(オプションカラー)」と入れ替えで「ライトニングブルーマイカ」を追加した。また、eKワゴン・eKカスタムそれぞれの「T Safety Package」にはクルーズコントロールが装備されたほか、eKワゴン「E」にはリアドア・リアクォーター・テールゲートのガラスがプライバシーガラスに変更された。
- 2017年10月6日 - 一部改良ならびにeKワゴン特別仕様車「M PLUS Edition」・「M e-Assist PLUS Edition」を発売[23]。
- 従来は一部グレードに装備されていたASCとフロントスタビライザーをeKワゴンの「E」・「M」・「G」およびeKカスタム「G」にも拡大して標準装備化され、さらに、eKワゴン「E」は唯一非装備だったヒルスタートアシストとブレーキアシストも新たに標準装備された。
- 特別仕様車は、「M」および「M e-Assist」をベースに、ステアリングオーディオリモコンスイッチとリアスピーカーを特別装備。また、本仕様車の購入特典として、特別仕様車専用ワイド2DINナビゲーション(ハイスペックモデル)が贈呈される。
- 2017年12月21日 - eKカスタム特別仕様車「ACTIVE GEAR」を発表、同日より販売開始[24]。
- デリカD:5、アウトランダー、RVRに続くシリーズ第4弾として設定されたもので、ターボ車の「T Safety Package」をベースに、外観はフロントグリルにオレンジ色のアクセントラインが配され、ドアミラーをオレンジに、15インチアルミホイールをブラックにそれぞれ変更されたほか、フロントバンパー、スポイラー類(サイドおよびルーフ)、テールゲートに専用デカールを装着。内装は本革巻ステアリングホイールにオレンジ色のステッチが施された。また、ディーラーオプションとして、「ACTIVE GEAR」ロゴのアルミホイールデカールと専用フロアマット(オレンジ&ブラック)で構成された「ACTIVE GEAR コンプリートパッケージ」が設定された。ボディカラーは「チタニウムグレーメタリック」と「ホワイトパール(オプションカラー)」の2色で、ルーフをブラックマイカとした専用2トーン仕様で設定される。
- 2018年5月28日 - eKスペースと共に一部改良、同日より販売開始[25]。
- 「e-Assist」が改良され、従来の「FCM-City」はレーザーレーダーからフロントカメラに代替、対車両の作動車速域の拡大と対歩行者検知に対応する改良により衝突被害軽減ブレーキ(FCM)に、誤発進抑制機能はセンサーをレーザーレーダーに代わりフロントカメラとソナー(前後4ヶ所に設置)化され、障害物へは後退時にも作動するとともに、軽自動車で初となる前進時の対歩行者検知機能も追加され、同時に出力制御に加えてブレーキ作動も加わり「踏み間違い衝突防止アシスト」にそれぞれ強化され、2点共に全車標準装備となった。ワゴン・カスタムの「G Safety Package」・「T Safety Package」には車線逸脱警報システム(LDW)が新たに標準装備された。
- 特別仕様車はベース車の改良を受けて継続販売される。カスタム「ACTIVE GEAR」はボディカラーに「ブラックマイカ」が追加、ホイールセンターキャップのスリーダイヤをブラックからメッキ調に変更、センターパネルに「ACTIVE GEAR」専用デカールが追加する改良も行われた。「PLUS Edition」はラインナップが拡大され、新たにワゴン「G Safety PLUS Edition」とカスタム「T Safety PLUS Edition」が追加された。
- ボディカラーは銀系の「クールシルバーメタリック」を「スターリングシルバーメタリック」に入れ替えるとともに、eKワゴン専用色は「ポピーレッドメタリック」に替わり、新色の「オークブラウンメタリック(オプションカラー)」が追加された。なお、グレード体系が一部変更となり、ワゴン「M」・「G」、カスタム「G」、ワゴン特別仕様車「M PLUS Edition」がワゴン「M e-Assist」・「G Safety Package」、カスタム「G Safety Package」、ワゴン特別仕様車「M e-Assist PLUS Edition」にそれぞれ統合する形で廃止、ワゴン「E」は「E e-Assist」に改名され、ワゴン「E e-Assist」・「M e-Assist」・「M e-Assist PLUS Edition」にはFCMと「踏み間違い衝突防止アシスト」のレスオプションが設定された。
- 2019年2月[26] - 4代目モデルへ生産を切り替えるためオーダーストップ、生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
- 2019年3月28日 - 4代目とバトンタッチして販売終了。
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2013年6月販売型 M リア
(2013年6月 - 2014年6月) -
2013年6月販売型 eKワゴン G e-ASSIST
(2014年12月 - 2015年10月) -
2013年6月販売型 eKワゴン G e-ASSIST リヤ
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2013年6月販売型(左)
2015年10月改良型(右)
eKカスタム
2代目まで販売されていた「eKスポーツ」の後継車として設定されたスポーティモデル。eKシリーズ全体では3代目のスポーツモデルとなるが、「eKカスタム」としては当代が初代となる。フロントデザインは大型のクロムメッキグリルとディスチャージランプを組み込んだヘッドランプで精悍な印象としたほか、バンパーを大型化し、サイドエアダムやリアスポイラーを装備したことで力強さと安定感のあるデザインとしている。内装色はブラックをベースとし、シート生地には縦柄のスウェード調ファブリックを採用している。
2015年10月改良型はクロスオーバーSUVであるアウトランダーの2代目・2015年6月改良型モデルで採用したフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を導入し、バンパーセンターをグロスブラックに変え、バンパー下部にはLEDイルミネーションを配してクロームメッキで縁取り、「T Safety Package」は15インチアルミホイールにダークグレー塗装と切削光輝処理を施した。
ボディカラーはeKワゴンとの共通カラー4色(ホワイトパール(オプションカラー)、スターリングシルバーメタリック、ブラックマイカ、レッドメタリック)と、eKカスタム専用色2色(パープリッシュネイビーパール(オプションカラー)、ライトニングブルーマイカ)の6色を設定する。
eKワゴンのフルモデルチェンジに伴い販売終了。前身のeKスポーツから続いたeKワゴン派生のスポーティモデルはこの代で途絶えた。
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2013年6月販売型 カスタム T(2013年6月 - 2014年6月)
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2013年6月販売型 カスタム G リア
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2014年6月改良型[注 12] カスタム T e-Assist(2014年12月 - 2015年10月)
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2013年6月販売型 カスタム T 室内
日産デイズシリーズとの関係
タイプ | 三菱・eKシリーズ | 日産・デイズシリーズ |
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軽トールワゴン | ||
ノーマル | eKワゴン (eK wagon) |
デイズ (DAYZ) |
スポーツ | eKカスタム (eK custom) |
デイズ ハイウェイスター (DAYZ Highway STAR) |
軽スーパーハイトワゴン | ||
ノーマル | eKスペース (eK SPACE) |
デイズ ルークス (DAYZ ROOX) |
スポーツ | eKスペース カスタム (eK SPACE CUSTOM) |
デイズ ルークス ハイウェイスター (DAYZ ROOX Highway STAR) |
デイズとの違いについて
日産自動車が販売するデイズとはグレード体系・外観・装備内容などが大きく異なる。
グレード体系においてはeKカスタムにおいて、デイズのスポーティモデルであるデイズハイウェイスターの「ハイウェイスターJ」に相当するAS&G(アイドリングストップシステム)非装備の廉価グレードが設定されなかった(なお、「ハイウェイスターJ」は2015年10月のマイナーチェンジに伴い廃止)。
外装はフロントデザインが異なり、eKワゴンは2本のクロムメッキラインを配した光沢ブラックのフロントグリルを採用、eKカスタムは太い2本のクロムメッキで配したフロントグリルを採用。フォグランプ廻りを含めたフロントバンパーも異なり、ekワゴンにおいてはヘッドライトも専用品となる。また、フルホイールキャップやアルミホイールのデザインも異なる。Aピラーより後部はリヤコンビネーションレンズも含め、デイズと共通である。
装備内容に関しては以下の違いがある(以下の内容は2018年5月改良モデル時点でのもの)。
- LEDターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー(カラード)はeKワゴン・eKカスタムそれぞれの「G Safety Package」と「T Safety Package」に標準装備(デイズはハイウェイスター全グレードおよび「X」に標準装備)
- eKワゴンは「E e-Assist」を除く全グレードにおいて、オプションでブラック内装に変更することができる。その際、シートがスウェード調ファブリックに変更となり、メッキのインナードアハンドルとシルバーのドアアームレストを追加。「M e-Assist」は「G Safety Package」に標準装備されているタコメーター、ブラックの本革巻ステアリングホイール、ドアトリム生地インサートも追加され、eKカスタムに近い内装となる。一方で、eKカスタムはブラック内装のみの設定である。
- デイズの場合、標準仕様はアイボリー内装のみ、ハイウェイスターはエボニー内装に加え、オプションでシート地とドアトリムクロスをアイボリーに変更した2トーン仕様が設定される。また、標準仕様ではタコメーターの設定が無い。
- フロントドアIRカット/99%UVカットガラス、チルトステアリング、タッチパネルオートエアコン(花粉フィルター付)はeKワゴン「G Safety Package」およびeKカスタム全グレードに加え、eKワゴン「M e-Assist」にも標準装備
- ステアリングオーディオスイッチはeKワゴン・eKカスタムそれぞれの「G Safety Package」と「T Safety Package」に、4スピーカー(フロント+リア)はeKワゴン「G Safety Package」・「T Safety Package」にそれぞれ標準装備。
- デイズはステアリングオーディオスイッチを全グレードに、4スピーカー(フロント+リア)は標準タイプ全グレードと「ハイウェイスターX」にそれぞれ標準装備しており、標準タイプ全グレードと「ハイウェイスターX」においてはフロント2スピーカー+ステアリングオーディオスイッチレスの設定がある。
- eKワゴン「G(Safety Packageを含む)」・「T Safety Package」は本革巻ステアリング(ブラック)と14インチアルミホイールを標準装備(デイズの標準タイプは非装備)
- マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付)、オートマチックハイビーム、オートライトコントロールはeKワゴン・eKカスタムそれぞれの「G Safety Package」・「T Safety Package」に標準装備。
- デイズはアラウンドビューモニター、ハイビームアシスト、オートライトシステム(ワイパー連動)にそれぞれ置き換わる。アラウンドビューモニターは「X」およびハイウェイスター全グレードに標準装備、ハイビームアシストとオートライトシステム(ワイパー連動)はハイウェイスターのみ標準装備で、一部グレードはレス設定が可能。
- 「e-Assist」の一つである車線逸脱警報システムはeKカスタム全車に加え、eKワゴンの「G Safety Package」と「T Safety Package」にも装備
- デイズは車線逸脱警報(LDW)に置き換わる。LDWはハイウェイスターのみ標準装備。
- 寒冷地仕様は全グレード標準装備(デイズは4WD車のみ標準装備で、2WD車はメーカーオプション設定)
- 2015年10月のマイナーチェンジにより、ターボ搭載グレードである「T Safety Package」をeKワゴンにも設定(デイズの標準タイプは全て自然吸気エンジンのみ)。
ボディカラーは、eKワゴンとデイズで白系の設定色が異なり、eKワゴンは全グレードで「ホワイトソリッド」と「ホワイトパール(オプションカラー)」が設定されているため、販売開始当初はデイズよりも1色多い8色展開だった[注 14](eKカスタムとデイズハイウェイスターは同じ4色展開)。また、カラーバリエーションは販売開始当初、「ホワイトソリッド」、「ホワイトパール」、「クールシルバーメタリック」を除いてカラー名称が置き換わるものの、バリエーションはデイズと共通となっていた。
2014年の一部改良でデイズと異なるカラーバリエーションとなり、eKではデイズ共通カラーの「アゼリアピンクメタリック」と「ピンクゴールドメタリック(eKスペースでの「アンティークゴールドメタリック」に相当)」は設定されず、替わりに「レッドメタリック」が設定された。さらに、オプションカラーの茶系色はeKワゴンは3代目へのフルモデルチェンジ当初からある「チェリーブラウンパール」、eKカスタムは2014年6月の一部改良時に追加した「ショコラブラウンパール」と異なる色設定となっている(デイズではデイズ専用色の「レディッシュマルーンパールメタリック(eKでの「チェリーブラウンパール」に相当)」と入れ替えで、デイズ/デイズハイウェイスターの共通カラーとして「モカブラウンパール(eKでの「ショコラブラウンパール」に相当)」が設定されている。これにより、eKワゴンとデイズは同じ9色展開となり、eKカスタムはデイズハイウェイスターよりも1色少ない6色展開となった。
2015年10月のマイナーチェンジにより、eKワゴンにてボディカラーの一部入れ替え(eKカスタム専用色化への移行を含む)が行われたが、デイズがカラーラインナップを拡大[注 15]したことで、eKワゴンはデイズよりも2色、eKカスタムはデイズハイウェイスターよりも4色少ない展開となった。
2017年1月の一部改良でeKワゴン/eKカスタム・デイズ双方でボディカラーの入れ替えが行われ、eKでは未設定だった「オーシャンブルーパール」が、三菱での名称である「ライトニングブルーマイカ」に名称を戻しeKカスタム専用色として追加された。なお、デイズ/デイズハイウェイスターに追加された「プレミアムサンシャインオレンジ4コートメタリック」はeKワゴン/eKカスタムでは未設定となる。
2018年5月の一部改良でもeKワゴン/eKカスタム・デイズ双方でボディカラーの一部入れ替えが行われたが、「オークブラウンメタリック」はeKワゴン専用色でデイズでは未設定[注 16]、デイズの「X」およびハイウェイスター専用色として追加された「プレミアムオリーブメタリック」はeKワゴン/eKカスタムでは未設定となる。
注釈
- ^ 「eK」の名称そのものは車名ではなく、車名としては「eKワゴン」のように「eK(種類)」が正しい。
- ^ 「ブラックインテリアエディションM(2WD/4WD)」と「ブラックインテリアエディションM+Xパッケージ(2WD/4WD)」。
- ^ 標準装備のフロント2スピーカーにリアドア2スピーカーを追加。
- ^ 2WD車のみ、4WDは標準装備。
- ^ 近畿・北陸・四国・中国地区、三重県、埼玉県・福島県の一部のみで203台の限定販売。優勝祈願だるまを成約プレゼントとして用意した。
- ^ OEM車種のオッティも同様にラインアップされていた。
- ^ 裏面センターハブ付近にENKEIロゴが確認できる。
- ^ 以前発売されていたスズキ・KeiやOEM車種のマツダ・ラピュタも実質的にはクロスオーバーSUVだが、スズキやマツダではセダンとSUVの間を埋めるモデルとして扱われ、クロスオーバーSUVとは言いにくい部分もあった。2019年3月現在、スズキ・ハスラーとOEM車種のマツダ・フレアクロスオーバー、ダイハツ・キャストアクティバとOEM車種のトヨタ・ピクシスジョイ Cが公式にクロスオーバーSUVとされている。
- ^ デイズでは「エクストロニックCVT」に相当。
- ^ NA・4WD車は停車時のみエンジンを自動停止するAS&Gを装備。デイズでは「PURE DRIVE / アイドリングストップ」に相当。
- ^ ヒルスタートアシストとエンジンスイッチ+キーレスオペレーションシステムも三菱製軽自動車では初採用の装備。デイズでは「インテリジェントキー&プッシュエンジンスターター」に相当。
- ^ フォグランプ周囲のメッキ加飾が追加された。
- ^ デイズでのモカブラウンパールは2014年7月に、eKワゴンでのコーラルピンクマイカは2017年1月に追加。
- ^ デイズは「J」と「S」が「ホワイト」のみ、「X」は「ホワイトパール3コートパール」のみの設定である。
- ^ eK未設定色の「オーシャンブルーパール(=ライトニングブルーマイカ)」がハイウェイスター専用色として設定されているほか、eKワゴン専用色として設定されている「ポピーレッドメタリック」は、デイズでは「スカーレットメタリック」の名称でハイウェイスター専用色として設定されている違いがある。
- ^ デイズではハイウェイスターとの共通カラーとして「アッシュブラウンメタリック」が設定されている。
- ^ ProPilot(プロパイロット)が日産の登録商標であるため(商標登録番号:5893100、6060935、6060936)、三菱側で新たに商標登録している(商標登録番号:6075747、6075748、6159962)。
出典
- ^ “eKクラッシィ(三菱)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月31日). 2020年1月31日閲覧。
- ^ “eKアクティブ(三菱)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月31日). 2020年1月31日閲覧。
- ^ “ekワゴン(三菱)2001年10月~2006年8月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月31日). 2020年1月31日閲覧。
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- 1 三菱・eKとは
- 2 三菱・eKの概要
- 3 3代目(2013年-2019年)B11W型
- 4 4代目 B33/36W型(2019年 - )
- 5 脚注
固有名詞の分類
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