コクミン 概要

コクミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 05:49 UTC 版)

概要

1935年創業。日本チェーンドラッグストア協会正会員。比較的古くからあるドラッグストアであり、かつてはマツモトキヨシに次ぐ売上げを誇っていた。

ココカラファインヘルスケア[注 1]ドラッグイレブン[注 2]などとともに、WINグループを形成してきたが、2022年6月にウエルシアホールディングスとの資本業務提携締結に伴って同社の子会社となり、ウエルシアグループの一員となった[3]

ハピコムは非加盟だが、2022年9月からポイントサービスを「Tポイント」へ移行し、ウエルシアグループ共通のポイント催事(毎週月曜のポイント2倍デー、毎月15日・16日のシニアズデー、毎月20日のお客様感謝デー)が新たにスタート。2023年からはイオングループの共通ポイントサービスであるWAONポイントも取り扱うようになり、Tポイントとダブルポイント付与(二重取り)にも対応した。

沿革

  • 1935年昭和10年)4月 - 大阪市住之江区に創業者・絹巻薫が「粉浜コクミン薬局」を開設。
  • 1949年(昭和24年)6月 - 株式会社コクミン薬局を設立。
  • 1952年(昭和27年)10月 - 第2号店として京都駅店をオープン。
  • 1957年(昭和32年)12月 -ドラッグストアとして日本で初めて地下街(現・NAMBAなんなん)に出店。
  • 1961年(昭和36年)8月 - 株式会社コクミンに社名変更。
  • 1962年(昭和37年)12月 - 関東1号店として蒲田店をオープン。
  • 1963年(昭和38年)12月 - 九州1号店として博多駅名店街店(現・マイング店)をオープン。
  • 1969年(昭和44年)12月 - 業容拡大に伴い、大阪市住之江区に本社新社屋を建設。
  • 1971年(昭和46年)11月 - 北海道1号店として札幌地下店をオープン。
  • 1972年(昭和47年)3月 - 業界に先駆け、POSシステムを導入。
  • 1973年(昭和48年)4月 - 東京支社(現・東京事務所)を開設。
  • 1983年(昭和58年)7月 - 九州支社(現・九州事務所)を開設。
  • 1985年(昭和60年)4月 - 創業50周年を迎える。
  • 1986年(昭和61年)3月 - 北海道支社(現・北海道事務所)を開設。
  • 1991年平成3年)8月 - 郊外型ドラッグストアの1号店として姫路店をオープン。
  • 2003年(平成15年)4月 - WINグループ結成に参加。
  • 2005年(平成17年)
    • 9月 - 調剤事業を展開する株式会社メディシーナを吸収合併。
    • 10月 - コクミンポイントアップカードをリニューアル
  • 2009年(平成21年)
  • 2011年(平成23年)
    • 4月 - 調剤の年間売上高が100億円を突破。
    • 8月 - 介護施設への処方薬の宅配を開始。
  • 2013年(平成25年)
    • 3月 - ビューティ新業態店舗「KOCOLO GARDEN」をオープン。
    • 11月 - ファミリーマートとの包括提携契約を締結。
  • 2014年(平成26年)6月 - コンビニドラッグ「FM小岩駅前店」をオープン。
  • 2015年(平成27年)4月 - 創業80周年を迎える。コクミン心斎橋ビルグランドオープン。
  • 2022年令和4年)
    • 6月 - ウエルシアホールディングスと資本業務提携を締結。株式の取得に伴って同社の子会社となり、ウエルシアグループへ加入[2][4]
    • 9月 - ポイントサービスをウエルシアグループの大半の企業で導入されているTポイントへ移行。
      • 移行に伴い、同年4月21日をもって店頭でのコクミンポイントアップカードの新規入会申込、同年8月31日をもってポイントカードへのポイント付与、同年12月31日をもってポイントの利用と発行済みのお買物値引券を順次終了[5]

展開店舗

192店舗(2016年4月末)

  • 現存する店舗
    • コクミン(KoKuMiN、コクミン、コクミンドラッグ) - 都市・繁華街型やコンビニ型
    • コクミン薬局 - 調剤型
    • シルク - 郊外型
    • シティドラッグ
    • AIRPORT+DRUG
    • Keypoint Drug
    • Keiyo Drug
    • Plug in Drug
  • かつて存在した店舗
    • KOCOLO GARDEN - ビューティ特化型
    • フレンチ

注釈

  1. ^ 2021年10月にココカラファインとマツモトキヨシホールディングスが経営統合したことに伴い、マツキヨココカラ&カンパニーグループの一員となる。
  2. ^ 2020年5月にウエルシアホールディングスと同じハピコム系のツルハホールディングスが株式を取得して子会社となり、ツルハグループの一員となる。

出典

  1. ^ a b c 第75期決算公告、2022年(令和4年)8月31日付「官報」(号外第188号)88頁。
  2. ^ a b 株式会社コクミン及び株式会社フレンチとの資本業務提携(子会社化)に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ウエルシアホールディングス株式会社、2022年1月18日https://data.swcms.net/file/welcia/ja/news/auto_20220118568986/pdfFile.pdf2022年6月2日閲覧 
  3. ^ ウエルシアグループ加入のお知らせ
  4. ^ ウエルシアHD、ドラッグストア「コクミン」買収”. 日本経済新聞 (2022年1月18日). 2022年1月18日閲覧。
  5. ^ 当社のポイントアップカードについての重要なお知らせ” (PDF). 株式会社コクミン. 2022年6月25日閲覧。
  6. ^ 新型肺炎でマスク販売が例年の9倍 品薄で高額転売も”. スポーツ報知(2020年2月7日作成). 2020年2月21日閲覧。
  7. ^ a b コクミンドラッグ 中国人に高額商品とマスクを抱き合わせ販売”. 週刊文春(2020年2月19日作成). 2020年2月21日閲覧。
  8. ^ a b コクミンドラッグ、品薄マスクを高額商品とセットで販売。「販売方法を工夫しようという店長の指示だった」広報明かす”. ハフポスト日本版(2020年2月21日作成). 2020年2月21日閲覧。
  9. ^ 一部報道に関して”. 株式会社コクミン(2020年2月19日作成). 2020年2月21日閲覧。
  10. ^ マスクの「抱き合わせ販売」やめて! 公取委が業界団体に要請”. 産経新聞(2020年2月27日作成). 2020年2月27日閲覧。


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