流体とは? わかりやすく解説

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りゅう‐たい〔リウ‐〕【流体】

読み方:りゅうたい

気体液体との総称外力に対して容易に形を変える性質をもつもの。流動体

「流体」に似た言葉

りゅうたい 流体 fluid


流体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 04:42 UTC 版)

流体(りゅうたい、: fluid)とは、静止状態においてせん断応力が発生しない連続体の総称である[1]


  1. ^ a b c d 今井功『流体力学(前編)』裳華房〈物理学選書 ; 14〉、1973年11月25日発行。ISBN 4-7853-2314-0全国書誌番号:69025715 
  2. ^ 山田英巳; 濱川洋充; 田坂裕司『流れ学 流体力学と流体機械の基礎』森北出版、2016年、5頁。 
  3. ^ 湯川秀樹他 『新装版 現代物理学の基礎 古典物理学I』 岩波書店、2011年8月26日第1刷発行、ISBN 978-4-00-029801-8
  4. ^ 小峯龍男『よくわかる最新流体工学の基本』秀和システム、2006年4月6日第1版第1刷発行。ISBN 4-7980-1283-1 
  5. ^ 谷一郎『流れ学』岩波書店〈岩波全書〉、1967年5月30日発行。ISBN 4-00-021431-4全国書誌番号:67003365 
  6. ^ a b c d 巽友正『新物理学シリーズ21 流体力学』培風館、1982年4月15日初版発行。ISBN 4-563-02421-X全国書誌番号:82029938 
  7. ^ 山田英巳; 濱川洋充; 田坂裕司『流れ学 流体力学と流体機械の基礎』森北出版、2016年、6頁。 
  8. ^ a b c 神部勉『流体力学』裳華房、1995年9月20日発行。ISBN 4-7853-2063-X 
  9. ^ シュッツ (Bernard F. Schutz); 江里口良次・二間瀬敏史訳『相対論入門』丸善、2010年11月30日発行。ISBN 978-4-621-08309-3 
  10. ^ 後野正雄 流れの科学講義ノート
  11. ^ 大橋秀雄『流体力学 1』コロナ社〈標準機械工学講座 ; 11〉、1982年12月10日発行。ISBN 4-339-04010-X全国書誌番号:83007052 


「流体」の続きの解説一覧

流体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/09 10:05 UTC 版)

静水圧平衡」の記事における「流体」の解説

静水圧平衡流体静力学や流体の平衡原理と密接に関連している。静水圧平衡水中物質重さ計る際に重要な役割果たしており、これがアルキメデスによる比重発見つながった一般に地球大気における水平スケールが約100km以上の現象や、海洋大部分では、良い精度静水圧平衡成り立っていると見なすことができる。

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流体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:12 UTC 版)

物質の状態」の記事における「流体」の解説

詳細は「流体」を参照 流体は、その形が自由に変わり流動できる状態である。三態に入る概念ではないが、固体対立する状態であり、液体気体は流体である。流体の変形運動について流体力学取り扱われる前述プラズマも流体である。 粘弾性体ある程度弾性流動性併せ持つ状態である。弾性流体ともいい、その力学レオロジー取り扱われる

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流体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 02:06 UTC 版)

状態方程式 (宇宙論)」の記事における「流体」の解説

膨張する宇宙では、より大きな値の状態方程式の流体は、より小さ状態方程式それよりもすみやかに消失する。これは平坦な宇宙ビッグバンモノポール問題帰結する。すなわち曲率は w = − 1 / 3 {\displaystyle \!w=-1/3} を、モノポールw = 0 {\displaystyle \!w=0} を持つ。そして、それらがビッグバン初期時点存在したならば、それらは現在も観測されるはずだが、これは現在未解決である。これらの問題は w ≈ − 1 {\displaystyle \!w\approx -1} を持つインフレーション宇宙論により解決されるダークエネルギー状態方程式計測することは観測的宇宙論最大仕事1つである。 w {\displaystyle \!w} を正確に測定することで、宇宙定数が w ≠ − 1 {\displaystyle \!w\neq -1} を持つクインテッセンス区別できるうになる期待されている。

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流体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 21:03 UTC 版)

仕事 (物理学)」の記事における「流体」の解説

油圧システムのような流体による仕事伝達機構考える。二つピストン-シリンダ接続した内部に流体が封入されている系において、ピストン移動して流体が一方シリンダから他方シリンダ移動するとき、適当な条件の下で仕事変化しない不変量である。まず、流体の圧縮無視できる場合には、ピストン移動距離シリンダ断面積逆比例する。 Δ L = Δ V S {\displaystyle \Delta L={\frac {\Delta V}{S}}} また、流体の流れ無視できて静止流体とみなせる場合には、パスカルの原理によりあらゆる点において圧力静圧)は一定である。従ってピストンにかかる力はシリンダ断面積比例するF = p S {\displaystyle F=pS} 従って、仕事シリンダ断面積に依らない。 W = F Δ L = p Δ V {\displaystyle W=F\,\Delta L=p\,\Delta V}

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流体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 22:16 UTC 版)

連続体力学」の記事における「流体」の解説

静止状態で任意の点の全ての断面において接線応力が0になる連続体を流体という 。 静止状態にある流体の任意の点xに対し、 xにおける法線n方向法線応力は-pnの形に書け、しかもpはxのみに依存し法線nに依存しない事が簡単に証明できる応力-pn静水圧という。 pが正のとき静水圧圧力であり、負のとき静水圧張力である。流体が気体もしくは熱平衡状態にある液体であれば pは常に正である事が知られているが、準熱平衡状態にある液体ではpが負になる事もありうる。これを負圧といい、樹木による樹液吸い上げ地面凍上観測される現象である。 運動状態においても接線応力生じない流体を完全流体という。オイラー時代には流体はどれも完全流体としてモデル化されていたが、接線応力が無いという事は、運動している流体の中に棒をさしても一切抵抗受けないという事なので直観反する(ダランベールのパラドックス)。 こうした事情から、流体であっても運動している際には抵抗を受けるものとしてモデル化されるようになった運動している流体の応力が σ i j = G i j + ∑ k l G i j k l ′ E ˙ k l {\displaystyle \sigma _{ij}=G_{ij}+\sum _{kl}G'_{ijkl}{\dot {E}}_{kl}} (F1) と歪み速度テンソル一次式記述できる流体をニュートン流体そうでない流体を非ニュートン流体という。 流体の定義から静止状態では接線応力が0なので、Gijは静水圧pを用いて G i j = − p δ i j {\displaystyle G_{ij}=-p\delta _{ij}} (F2) と書ける。さらに流体が等方性満たせば、弾性体の時と同様の議論により G i j k l = ζ δ i j δ k l + η ( δ i k δ j l + δ i l δ j k ) {\displaystyle G_{ijkl}=\zeta \delta _{ij}\delta _{kl}+\eta (\delta _{ik}\delta _{jl}+\delta _{il}\delta _{jk})} (F3) が成立する。 (F1)、 (F2)、 (F3)より、 σ i j = ( − p + ζ ∑ k E ˙ k k ) δ i j + 2 η E ˙ i j {\displaystyle \sigma _{ij}=(-p+\zeta \sum _{k}{\dot {E}}_{kk})\delta _{ij}+2\eta {\dot {E}}_{ij}} (F4) である。ηをずれ粘性率(shear viscousity)あるいは単に粘性率といい、ζを第二粘性率という。 定義より体積歪み速度i E ˙ i i {\displaystyle \sum _{i}{\dot {E}}_{ii}} は ∑ i σ i i = 3 ( − p + χ ∑ i E ˙ i i ) χ := ζ + 2 3 η {\displaystyle {\begin{array}{ll}\sum _{i}\sigma _{ii}&=3(-p+\chi \sum _{i}{\dot {E}}_{ii})\\\chi &:=\zeta +{2 \over 3}\eta \end{array}}} (F5) を満たす。 χを体積粘性率(bulk viscousity)という。 η=ζ=0であれば運動している場合でも接線応力が0である事になるので、これは流体が完全流体である事を意味するこのため完全流体の事を非粘性流体ともいう。

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流体(りゅうたい)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:41 UTC 版)

境界線上のホライゾン」の記事における「流体(りゅうたい)」の解説

空間構成要素。どんな矛盾許容する。流体が物質エネルギーの“性質”に変化密集し万物在る。無も「無」という性質の流体の密集で、世界に流体がない場所は無いとされる

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流体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 09:20 UTC 版)

開口率」の記事における「流体」の解説

流体への特性表現する場合には、ある面積対す流路面積比率を示す。工学での「面積当り開口部割合」と同じである。

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流体

出典:『Wiktionary』 (2019/07/11 05:19 UTC 版)

名詞

りゅうたい

  1. 液体気体総称

派生語

翻訳


「流体」の例文・使い方・用例・文例

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