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宇宙定数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/08/28 02:57 UTC 版)

(Λ項 から転送)

宇宙定数(うちゅうていすう、cosmological constant)は、アインシュタイン重力場方程式の中に現れる宇宙項(うちゅうこう)の係数。 宇宙定数はスカラー量で、通常Λ(ラムダ)と書き表される。

重力場方程式を最小限の仮定で導出すると、

R_{\mu\nu} - {1 \over 2}R g_{\mu\nu} + \Lambda g_{\mu\nu} = {8 \pi G \over c^4} T_{\mu\nu}

という式が得られる。宇宙定数 Λ計量テンソル gμν の積である左辺第3項が宇宙項 Λgμν であり、時空が持つ斥力 (Λ > 0) または引力 (Λ < 0) を表すが、通常はわずかに正(わずかな斥力)とされる。

アインシュタインが1916年に発表した最初の重力場方程式は、

R_{\mu\nu} - {1 \over 2}R g_{\mu\nu} = {8 \pi G \over c^4} T_{\mu\nu}

であった。最初の式で Λ = 0 とした場合に相当する。しかし、1917年の論文ではアインシュタインは、宇宙項を含む式を発表した。その理由は明確には語られていないが、宇宙定数をわずかに正とし「万有斥力」を導入することで質量が持つ万有引力に拮抗させ、定常な宇宙を導くためと言われる。




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